カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

原作:日本文学

『夕映え少女』(2007年 日本)

画像:リンクより 文豪・川端康成の短編集が原作。濱口竜介監督が学生時代に助監督を務めた作品。 今朝の1日1映画は『夕映え少女』(2007年 日本)を鑑賞。 大学の実験室でアルコール爆発事故が起こり、恋人の博士を目の前で亡くした女助手は1人で生きてい…

『卍』(1983年 日本)

画像:リンクより 谷崎潤一郎原作。愛欲の中で「ホラー要素」&「刑事」が人間の深部ををあぶりだす 今朝の1日1映画は『卍』(1983年 日本)を鑑賞。 人妻の園子(高瀬春奈)は、ある日街の高級店でつい万引きを働いたところを、ひとりの若い女性に目撃さ…

『山の音』(1954年 日本)

画像:リンクより ノーベル賞作家・川端康成の小説「山の音」が原作戦後の家族や男女を成瀬巳喜男監督が描く 今朝の1日1映画は『山の音』(1954年 日本)を鑑賞。 信吾(山村聡)は修一(上原謙)・菊子(原節子)の息子夫婦と同居しているが、息子には愛…

『吾輩は猫である』(1982年 日本)

明治の文豪・夏目漱石の名作アニメーション 11月3日は文化の日。 市内の文化施設の入館料や鑑賞料が無料! 朝から県立美術館の「ケンビとゲンビの作品を並べたら、美術についての疑問が解ける(かも)展」で美術鑑賞↓映像文化ライブラリーでアニメーション映…

『讃歌』(1972年 日本)

画像:リンクより 谷崎潤一郎の原作を新藤兼人監督が映画化。献身的な究極の愛 今朝の1日1映画は『讃歌』(1972年 日本)を鑑賞。 琴三弦の道に励み、15歳には他に比肩するものがないほどの才能をみせた盲目のお琴(渡辺督子)。 そしてお琴の稽古のお供を…

『時をかける少女』(1986年 日本)

画像:リンクより 「時を戻そう」の元祖かも。大林信彦監督のこだわり&松任谷正隆&ユーミン夫妻の音楽が郷愁を呼び起こす。 今朝の1日1映画は『時をかける少女』(1986年 日本)を鑑賞。 放課後、掃除当番で学校に残っている和子(原田知世)。 実験室の…

『流行感冒』(2021年 日本)

画像:リンクより 志賀直哉の原作をドラマ化100年前のスペイン風邪の様子は「あるある」だらけ 今朝の1日1作品はNHKの特集ドラマ『流行感冒』(2021年 日本)を鑑賞。 小説家の私(本木雅弘)は、妻の春子(安藤サクラ)と4歳の娘・左枝子、二人の女中と…

『坊ちゃん』(1980年 日本)

画像:リンクより キャラクター原案はモンキーパンチ。主演の声は西城秀樹! 今朝の1日1映画は『坊ちゃん』(1980年 日本)を鑑賞。 時は明治時代。 熱血漢の正義感の青年「坊っちゃん」は東京の物理大学を卒業し、四国・松山の中学校で数学教師となる。 …

『安寿と厨子王丸』(1961年 日本)

画像:リンクより 封建時代の女性の絶望感…。森鴎外版を原作に豪華俳優陣が声を務めるアニメーション 今朝の1日1映画は『安寿と厨子王丸』(1961年 日本)を鑑賞。 平安時代の日本。 陸奥国の役人である岩木判官正氏は陰謀のために失脚し、その家族も流浪…

『海と毒薬』(1986年 日本)

画像:リンクより 遠藤周作原作・熊井啓監督・奥田瑛二×渡辺謙ベルリン映画祭銀熊賞に輝いた問題作 今朝の1日1映画は『海と毒薬』(1986年 日本)を鑑賞。 敗色も濃厚となった昭和20年5月。 九州のF市にも毎晩のように米軍機による空襲が繰り返されていた…

『坊ちゃん』(1977年 日本)

画像:リンクより 熱いけど爽やか―!夏目漱石の名作を中村雅俊主演で描いた痛快青春喜劇 今朝の1日1映画は『坊ちゃん』(1977年 日本)を鑑賞。 明治39年。 坊っちゃんこと近藤大助(中村雅俊)は、東京の物理学校を卒業後、中学の数学の教師として勇んで…

『日本沈没』(1973年 日本)

画像:リンクより 「日本海溝、その底では何かが起こっている」(映画より)怪獣映画から脱却した特撮映画の記念碑的作品 今朝の1日1映画は『日本沈没』(1973年 日本)を鑑賞。 小笠原諸島のとある島が突如として姿を消した。 小野寺(藤岡弘)の操縦する…

『心』(1973年 日本)

画像:リンクより 夏目漱石の名作を新藤兼人が設定を置き換え映画化静かな凄みを見せる乙羽さんの存在感 今朝の1日1映画は『心』(1973年 日本)を鑑賞。 物語の主人公、二十歳のK(松橋登)は、東京・本郷に下宿先が決まった。 そこには夫を戦争で失ったM…

『それから』(1985年 日本)

画像:リンクより 夏目漱石の名作を森田芳光監督が独特の空気感で描く。 今朝の1日1映画は『それから』(1985年 日本)を鑑賞。 明治後期の東京。 裕福な家庭に育った長井大助(松田優作)は30歳になっても定職を持たず、読書や思索にふける気ままな毎日を…

『斬る』(1962年 日本)

「人は他人を不用意に殺す場合がある。それは剣ではない。言葉だ。」(映画より)脚本・新藤兼人、雷蔵×三隅による、静かな熱情 今朝の1日1映画は『斬る』(1962年 日本)を鑑賞。 天才剣士・高倉信吾(市川雷蔵)は、三年の武者修行のなかで、“三絃の構え…

『羅生門 デジタル完全版』(1950年 日本)

ミニマムな世界観のなかに、多くの引き出しがある名作。 今朝の1日1映画は『羅生門 デジタル完全版』(1950年 日本)を鑑賞。 平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。 やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女…

『山と谷と雲』(1959年 日本)

兄弟の葛藤を織り込んだ文芸ロマン大作。 今朝の1日1映画は『山と谷と雲』(1959年 日本)を鑑賞。 日本アルプスの雪山で遭難し、からくも救出された山岳写真家・牧戸次郎(石原裕次郎)。 有馬寿々子(北原三枝)の手厚い看護を受ける。 寿々子は次郎の兄…

『ジャズ大名』(1986年 日本)

画像:リンクより 古谷一行主演で描く一大ジャムセッション! 今朝の1日1映画は『ジャズ大名』(1986年 日本)を鑑賞。 故郷アフリカへ帰るはずが、メキシコ商人に騙されて香港行きの船に乗せられた黒人4人組。 ある日、病気で死んだ一人を残し、大嵐の中…

『青年の椅子』(1962年 日本)

画像:リンクより 会社の陰謀に立ち向かう社員を裕次郎が好演。 今朝の1日1映画は『青年の椅子』(1962年 日本)を鑑賞。 日東電気の営業部長・高坂虎彦(石原裕次郎)は、接待旅行の席で、泥酔した畑山商会の社長・畑田(東野英治郎)にからまれ、思わず…

『砂の器』(1974年 日本)

松本清張に原作を超えたと言わしめた作品。何回見ても心を動かされます。 今朝1日1映画は『砂の器』(1974年 日本)を鑑賞。 ひとりの老人(緒形拳)が何者かに殺害され、ふたりの刑事(丹波哲郎、森田健作)が事件を担当し、日本中をかけめぐる。 やがて…

『平家物語』(2022年 日本)トークショー付き特別上映(ゲスト:山田尚子、吉田玲子、久保友孝)

リニューアルしたアニメーションの映画祭監督、脚本、美術監督のトーク付き上映 今日の1日1映画は、8/17~21開催の映画祭「ひろしまアニメーションシーズン2022」で、TVアニメーション『平家物語』(2022年 日本)のトークショー付き特別上映(ゲスト:山…

『今日のいのち』(1957年 日本)

17歳の津川雅彦、24歳の北原三枝が主演真実の愛を巨匠・田坂具隆監督が描く 今朝の1日1映画は『今日のいのち』を(1957年 日本)を鑑賞。 医者の娘として育てられた理知的で美しい女性・南方理子(北原三枝)。 戦災で失くした青山の病院を再建することを…

『嵐を呼ぶ男』(1957年 日本)

画像:リンクより この映画で人気の頂点に。石原裕次郎や北原三枝を通して楽しむ青春歌謡映画 今朝の1日1映画は『嵐を呼ぶ男』(1957年 日本)を鑑賞。 女流敏腕マネージャー・美弥子(北原三枝)に見出されたドラマー・国分正一(石原裕次郎)。 美弥子の…

『雨月物語』(1953年 日本)

Daiei Motion Picture Company (大映株式会社, Daiei Kabushiki-gaisha), © 1937, - リンクによる ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞溝口健二監督の幽玄な映像美 今朝の1日1映画は『雨月物語』(1953年 日本)を鑑賞。 戦国時代、琵琶湖北岸の村。 戦…

『昭和やくざ系図 長崎の顔』(1969年 日本)

被爆者の青年が、組を立て直すために立ち上がる!長崎の街を舞台に渡哲也が繰り広げる任侠アクション。 今朝の1日1映画は『昭和やくざ系図 長崎の顔』(1969年 日本)を鑑賞。 高間組の後継・高間慶二(渡哲也)が刑期を終え、出所する。 長崎の街は想像以…

『月蝕』(1956年 日本)

画像:リンクより 運命の女(ファム・ファタール)を月丘夢路が演じるクールな一本。 今朝の1日1映画は『月蝕』(1956年 日本)を鑑賞。 「そう、あの女はもういない-あの唄声あの眼差し-あの熱い唇に触れることはもうないのだ」 東京のナイト・クラブ“ブ…

『乳母車』(1956年 日本)

Nikkatsu Corporation (日活株式会社, Nikkatsu kabushiki kaisha), © 1956 - movie poster made by Nikkatsu Corporation (日活株式会社, Nikkatsu kabushiki kaisha)., パブリック・ドメイン, リンクによる ヒューマニズムあふれる田坂具隆監督が描く不思…

『狂った果実』(1956年 日本)

By May be found at the following website: https://www.cinematerial.com/movies/kurutta-kajitsu-i160440/p/hzx5y3tw, Fair use, Link 「要するに退屈なのよ、現代ってものは」(映画より)フランスのヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えた先駆的作品。 今…

『太陽の季節』(1956年 日本)

センセーショナルな話題を巻き起こした石原慎太郎の芥川賞受賞作を映画化。 今朝の1日1映画は『太陽の季節』(1956年 日本)を鑑賞。 高校生の津川竜哉(長門裕之)はボクシングと酒と女と喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。 仲間たちと銀座に出た竜哉は…

『処刑の部屋』(1956年 日本)

原作:石原慎太郎×監督:市川崑探検隊川口浩の初主演作品。 今朝の1日1映画は『処刑の部屋』(1956年 日本)を鑑賞。 島田克巳はU大学の4年生。 気難しい銀行員の父と常に顔色をうかがっている母にやりきれなさを感じていた。 大学野球リーグ戦でU大学が優…