『サマーウォーズ』(2009年 日本)
画像:リンクより
「人は力」ですね。
細田守監督の大家族アクション。
ご無沙汰しております…。
W杯が面白すぎて早朝はサッカー優先になっておりまして、映画はお休みしていたんですが、久しぶりに映画を。
今朝の1日1映画は『サマーウォーズ』(2009年 日本)を鑑賞。
数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ、夏休みの間、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことに。
そんな時、健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実世界にも波及。夏希の一家ともども、世界の危機に立ち向かう。
「時をかける少女」の細田守監督が、同作に続いて脚本・奥寺佐渡子、キャラクターデザイン・貞本義行とともに描くオリジナル長編アニメーションです。
今週末、広島市映像文化ライブラリーで開催される『シナリオ講座』に参加することになりまして、その課題映画の一つを鑑賞。
なるほどー、バーチャル社会&リアル社会を行ったり来たりしながらいろんなエピソードを絡ませながら進む推進力のある映画ですね。
テーマとしては難題に直面した(見た目は)平凡な主人公が、田舎の一家という絆のある組織の中でみんなと協力しあいながら難題を解決するというもの。
リアル社会でも、バーチャル社会でも、問題が起こったときは「人」が解決しなければならない。
それは一人では無理で、人数がいればいるほど知恵が集まり問題が解決できる。
「人の力」というものを改めて感じます。
構成としては、冒頭のバーチャル社会への導入部がとてもスムーズで、ナレーションに導かれるまま見る施設案内のビデオを見ている感じ。
そこからリアル社会ではばーちゃんを大黒柱にした一家ならではの確執や夏の高校野球、数学の才能を生かしたバーチャルの世界での戦いなどが繰り広げられます。
通常の映画よりも早めに悪いことが起こり、そこから緩急が波打ちながら進むのですが、個人的にはここからがちょっと長く感じる…。
主人公たちはPCのキーボードをカチャカチャ打ってバーチャルの世界で戦っても本人たちはそこまで痛くもかゆくもないので、共感しづらいっていうのがあるのかなぁ。
このリアル社会の部分を実写&CGで描き、バーチャルの部分をアニメーションで描くと、汗や涙がもっと伝わってきてグッとくる映像になっていたのかなぁなんて思ったりします。
(ロボットアニメだと、ロボットがダメージを受けると、操縦している人もダメージを受ける印象)
ゲーム世代にはマッチしているのかもですけどね。
出てくる車がマツダ車だ! とか、パソコンはDELL、テレビはマナソニック、当時のメジャーリーグの野茂とか松坂とかのユニフォーム、携帯がガラケーも時代を感じる。
でも2009年にはすでにこの世界観があったんですねぇ。
細かい部分も絵が素晴らしいです!
↓予告編
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