『坊ちゃん』(1980年 日本)
画像:リンクより
キャラクター原案はモンキーパンチ。
主演の声は西城秀樹!
今朝の1日1映画は『坊ちゃん』(1980年 日本)を鑑賞。
時は明治時代。
熱血漢の正義感の青年「坊っちゃん」は東京の物理大学を卒業し、四国・松山の中学校で数学教師となる。
そこで彼が出会ったのは、狡猾な印象の校長「タヌキ」、ニヤけた教頭「赤シャツ」、おべんちゃら使いの画学教師「野ダイコ」、そして豪気な数学教師「山嵐」などの教育者たちだった。
やがて坊っちゃんは偶然に出会った美人「マドンナ」に魅かれるが、彼女には意外な秘められた素性があった…。
1970年代末から80年代前半に多く作られた「日生ファミリースペシャル」アニメの一本。
キャラクター原案を『ルパン三世』のモンキーパンチが担当し、監督に出﨑統、坊ちゃんのCVは当時、歌手として人気絶頂だった西城秀樹が演じたことも大きな話題になった作品です。
先日中村雅俊さん主演の実写版は爽やかな雰囲気でよかったですが、こちらも西城秀樹さんの声が爽やか!
若々しい声だなぁと思って調べて見ると、1980年当時25歳じゃないですかー。
「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」が大ヒットした次の年の公開映画だけに、超話題になっていたんでしょうね。
その他の声の出演も豪華で、山嵐:納谷悟朗/たぬき:永井一郎/生徒チビ:野沢雅子/清:麻生美代子/赤シャツ:八奈見乗児/野だいこ:田の中勇/うらなり:山田康雄/ナレーター:久米明 という顔ぶれ。
モンキー・パンチさんのキャラクターだけでも「ルパン三世」的世界観があると思ったら、声の出演でもルパン三世の声の山田康雄さん、銭形警部の声の納谷悟朗さんが当てられていて、見ながら「うわ、ひ弱なルパン!」「銭形のとっつあんじゃん!」と興奮気味に見てしまいます。
出てくるタイトルテロップも「ルパン三世」のタイプライター風タイトルにしてあるところもニクい!
また、カメラワークや編集も、「ルパン三世」によく出てくる効果やアクション映画のような「ローアングル」「夕日+シルエット」「ズーム」「フレア」「ストップモーション」「ネガ」「斜め構図」などを巧に使って飽きさせない。
マドンナはメーテル風で、登場シーンにはキラキラ光彩とラララ~♪っていう登場BGMがついていてまぶしいです…。
島崎藤村の詞に渡辺岳夫が曲を付けたオープニング&エンディング曲のデューク・エイセスによる美しいコーラスと、「荒城の月」を歌う西城秀樹さんの歌声も新鮮。
74分の短めの作品で、主人公のナレーションとともに物語の主要エピソードを中心につづられていますが、子どもでもサクッと見られる感じにしてあるのがいいですね。
↓本編プレビュー
中村雅俊さん主演の実写版を見た時の記事です↓
原作:モンキー・パンチ、監督:宮崎駿の言わずと知れた最高傑作↓
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