「アラジン」(1992年 アメリカ)
願を叶えてくれるのは、青いひと
今朝の1日1映画は「アラジン」(1992年 アメリカ)を鑑賞。
「アラビアン・ナイト」の物語をもとに、不思議なランプを手にてた若者が、愛する人を守るため冒険に挑む姿を描くファンタジー・アニメーション。
チョー有名作ではありますが、ちゃんと見たの、たぶん初めてです。。
ミュージカルになっていて、要所要所で6曲流れますが、感動してしまうんですよね。
第50回ゴールデン・グローブ賞特別賞や第65回アカデミー賞で最優秀オリジナル作曲賞、最優秀主題歌賞を受賞しているだけあります。
魔人ジーニもアニメーションならではの変幻自在ぶりがチョー楽しい!
勉強になるのは、主人公の描き方。
主人公のアラジンは、貧しくて、市場から食べ物を盗んで食べて暮しているという、いわゆる盗人です。
(子供向け映画なんですけどね)
悪いことをしている人が主人公となると、それだけでは見ていて共感するのは難しいんですが、このアラジンは「清らかな心」をもっていて、性格はすごくいい人なんですよね。
仕方なく盗人をしなければならない背景までは描かれていませんが、お腹を空かした子供にパンを分け与えるなど、貧しくても心は綺麗でいい人であるというキャラクターにすることによって、応援したくなってきます。
その分、悪役(敵)を徹底的に悪く描いてある。
王国の支配を企む国務大臣のジャファーは、アラジンをおとしめる事ばかりします。
主人公が悪の要素がある場合、悪役(敵)をさらに悪く描くことによって、相対的に見てアラジンの悪行は薄まるという効果です。
この法則は「ルパン三世」とか、西川美和監督の「すばらしき世界」とかの主人公の描き方にも通じるものがあります。
悪役の描き方、参考にさせていただきます。
それにしても、願を叶えてくれる人が青いのはなぜでしょうね。(ドラえもんも)
予告編↓
↓U-NEXTで見ました。