カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

『サマーウォーズ』(2009年 日本)

https://m.media-amazon.com/images/I/419nVKBEIkL._AC_SY445_.jpg

画像:リンクより

「人は力」ですね。
細田守監督の大家族アクション。

ご無沙汰しております…。

W杯が面白すぎて早朝はサッカー優先になっておりまして、映画はお休みしていたんですが、久しぶりに映画を。

今朝の1日1映画は『サマーウォーズ』(2009年 日本)を鑑賞。

数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ、夏休みの間、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことに。

そんな時、健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実世界にも波及。夏希の一家ともども、世界の危機に立ち向かう。

時をかける少女」の細田守監督が、同作に続いて脚本・奥寺佐渡子、キャラクターデザイン・貞本義行とともに描くオリジナル長編アニメーションです。

今週末、広島市映像文化ライブラリーで開催される『シナリオ講座』に参加することになりまして、その課題映画の一つを鑑賞。

なるほどー、バーチャル社会&リアル社会を行ったり来たりしながらいろんなエピソードを絡ませながら進む推進力のある映画ですね。

テーマとしては難題に直面した(見た目は)平凡な主人公が、田舎の一家という絆のある組織の中でみんなと協力しあいながら難題を解決するというもの。

リアル社会でも、バーチャル社会でも、問題が起こったときは「人」が解決しなければならない。

それは一人では無理で、人数がいればいるほど知恵が集まり問題が解決できる。

「人の力」というものを改めて感じます。

構成としては、冒頭のバーチャル社会への導入部がとてもスムーズで、ナレーションに導かれるまま見る施設案内のビデオを見ている感じ。

そこからリアル社会ではばーちゃんを大黒柱にした一家ならではの確執や夏の高校野球、数学の才能を生かしたバーチャルの世界での戦いなどが繰り広げられます。

通常の映画よりも早めに悪いことが起こり、そこから緩急が波打ちながら進むのですが、個人的にはここからがちょっと長く感じる…。

主人公たちはPCのキーボードをカチャカチャ打ってバーチャルの世界で戦っても本人たちはそこまで痛くもかゆくもないので、共感しづらいっていうのがあるのかなぁ。

このリアル社会の部分を実写&CGで描き、バーチャルの部分をアニメーションで描くと、汗や涙がもっと伝わってきてグッとくる映像になっていたのかなぁなんて思ったりします。

(ロボットアニメだと、ロボットがダメージを受けると、操縦している人もダメージを受ける印象)

ゲーム世代にはマッチしているのかもですけどね。

出てくる車がマツダ車だ! とか、パソコンはDELL、テレビはマナソニック、当時のメジャーリーグの野茂とか松坂とかのユニフォーム、携帯がガラケーも時代を感じる。

でも2009年にはすでにこの世界観があったんですねぇ。

細かい部分も絵が素晴らしいです!

↓予告編

 
 

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旅をしてきました。

いつもご覧いただきありがとうございます。

しばらく更新してなかったんですが、4年ぶりに東京に行っておりました。

今回の東京も相変わらず映画ゆかりの地やブラタモリ名跡、友人と新宿ゴールデン街、ワールドワイドなライブ、とある映像撮影などなど、濃い旅で。

広島市内にもドリミネーションというイルミネーションがあって綺麗ですが、六本木ヒルズのけやき坂のイルミネーションには見惚れてしまいますね。

その美しさがこのスマホ写真では伝わりきれないのが残念。

また旅日記はおいおいアップしたいと思います。

ワールドカップ、ご覧になっていますか?

ついつい夜中や朝方まで見てしまい、朝早く起きれない感じになっているので、しばらくしてまた再開したいと思います。

ではまた~!

竹原市(広島県)映画ゆかりの地&ロケ地めぐり+αの旅 その3

いつもご覧いただきありがとうございます。
竹原の旅、その3、最終章でございますー。
その1、その2(過去記事)はこちら↓

katori-nu100.hatenablog.com

katori-nu100.hatenablog.com

最後は「交通」です。
往路は芸陽バスの高速路線バス「かぐや姫号」を使用。
1時間30分の旅で、アッという間に着いたのですが、帰りも一緒では面白くないなぁと、一度乗ってみたかった観光列車に乗ることに!
その名も観光列車「etSETOra(エトセトラ)」です。

まずは竹原駅へ。
公共交通ではバスを利用する人が多く、道の駅はにぎわっているんですが、駅には人がまばら。売店もコロナの影響で閉店になってしまってちょっと寂しいですね…。
あらかじめ予約していた座席を受け取りました。
自動券売機で切符の受け取りにちょっと戸惑っていたんですが駅員さんが優しく教えてくださいました。

 

www.youtube.com
うれし気に列車の竹原到着動画を撮ってみました。ワクワクしますー!(最後、慌てててカクカク映像でブッツリ切れててすみません…)

列車名の「エトセトラ」という言葉は、ラテン語で「その他いろいろ。等々。…など。」という意味があり、「えっと」は、広島弁で、「たくさんの」「多くの」という意味ももっています。(公式HPより)とのこと。
2年前までは確か「瀬戸内マリンビュー」っていう列車名で、宮島口~尾道間を運航していたんですが、リニューアルしていました。
今は呉線経由で広島~尾道間を主に金・土・日・月に運航。
全ルート乗ると3時間で、おとな2,520円、こども1,760円。
私は竹原~広島でしたので2時間の乗車でおとな2,170円でした。
乗車券1,170円にグリーン車券を1,000円プラスするだけで優雅なひとときを過ごせるのはお得だと思うんですよねぇ。

 

https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/assets/img/etsetora/operation_section_image.png(画像はHPよりリンク)

ルートはこんな感じです。
いちばん海と線路の間が狭くて、見下ろすと海!となる箇所は忠海~三原の間にあって、絵ハガキにもなるような絶景ポイントなんですが、今回は残念ながら見ることはできず。
でも海沿いの町を走るので、ポイントでは海が見えます。

 

2号車の中は瀬戸内の山の新緑をイメージしたデザイン。
海側の席と山側の席があって、向こう側が山側の席です。
テーブルがあっていい感じでしょう。

私はこの海側の席が取れて、座席は窓に向かって座る席と、窓に平行に座る席があります。
子供の頃、窓の外を見るのに振り返らなきゃいけなかったのに、大人になると堂々と窓を向いて座れるという、夢のような座席!

 


1号車はオレンジで宮島の千畳閣をイメージしたデザイン。
1人席のほか4人掛けの席などもあります。

 


コースターがロゴ入り。
広島発の列車は「スイーツ列車」で、予約すると特製スイーツが食べられるんですが、今回乗った尾道発の列車はスイーツのほかバーカウンターでカクテルなどを注文できる「バー列車」。
大人のための癒しの時間を過ごすにはピッタリです。


瀬戸内ということで、船をイメージ。
ライトも船っぽいデザインなんですよね。

窓のデザインも船室のようですよね。

こちらがバーカウンター。
乗務員の方々が美味しい広島県産のジンを使ったオリジナルカクテルや日本酒を提供してくれます。

広島ならではのお菓子やナッツ、つまみもいろいろ。

 

私はetSETOraオリジナルカクテル「SETOUCHI BLOSSOM」と、スモークナッツを。
サクラオB&D(廿日市市)のジャパニーズクラフトジン「桜尾」とアヲハタ竹原市)のフルーツスプレッド「まるごと果実」を使用した、瀬戸内らしい柑橘薫る爽やかなジントニック
ホテルグランヴィア広島のメインバー「メイフラワー」の監修メニューとのこと。
ほんのりとした甘さの中にかんきつの苦味がエッセンスとなった爽やかなカクテルで、もう至福の時ですよ。

 

流れゆく車窓を眺めながらほろ酔いに。

秋らしく柿が実るおうちと、瀬戸内海。

海の上には牡蠣の養殖のいかだが浮かんでいて、瀬戸内独特ののどかな風景が広がります。

乗務員さん、結構気さくに話しかけてくれて、記念写真を撮りませんか~?とプレートとともに写真を。
思い出作りもちゃんとしていただけるJR西日本さんに感謝。

呉駅に着くと、私たちが乗っている列車に向かって親子が旗を持って手を振ってくれている!
うれしいじゃないですか~。

呉は海軍さんの街ですからね。
この方も旗と呉市のキャラクター「呉氏」とともに大きく手を振ってくれて。
こんなあたたかいおもてなしを受けると、呉で下車したくなりますね。

呉を過ぎると、家の中にこんな彫刻がたくさんある家もあって楽しめます。

暮れなずむ時間帯になり夕日が沈むスポットでしばらく停車。
「夕日をお楽しみください」というアナウンスとともに、しばし美しい瀬戸内に沈んでいく夕日を眺めます。

旅の終わりをこんなに美しい景色で〆られるなんて、ちょっとありがたい気持ちになりますよね(きっぷも記念に持って帰ることができます)。
日本で、それも身近な場所でお酒とともに車窓の風景を楽しめる観光列車「etSETOra(エトセトラ)」、おすすめです。

3回に渡り掲載した映画ゆかりの地&ロケ地めぐり+αの旅の竹原編。
楽しんでいただけましたでしょうか。

ではまた~!

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『夕映え少女』(2007年 日本)

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画像:リンクより

文豪・川端康成の短編集が原作。
濱口竜介監督が学生時代に助監督を務めた作品。

今朝の1日1映画は『夕映え少女』(2007年 日本)を鑑賞。

大学の実験室でアルコール爆発事故が起こり、恋人の博士を目の前で亡くした女助手は1人で生きていくことを決意する(「イタリアの歌」)。

咲子は自分の許婚である武を静子に譲ろうとするが、嫉妬心にさいなまれてしまう(「むすめごころ」)など。

文豪・川端康成の短篇集より選りすぐった「イタリアの歌」「むすめごころ」「浅草の姉妹」「夕映え少女」を、北野武黒沢清らが講師を務める東京藝術大学大学院映像研究科の生徒によって映画化。

2008年2月にユーロスペースにて劇場公開された短篇オムニバスです。

各作品のスタッフ&キャストは次のとおり。

〈スタッフ〉
「イタリアの歌」監督:山田咲/脚本:小林美香
「むすめごころ」監督:瀬田なつき/脚本:菅野あゆみ
「浅草の姉妹」監督:吉田雄一郎/脚本:菅野あゆみ、山田卓
夕映え少女」監督:船曳真珠/脚本:多和田紘希
エグゼクティブ・プロデューサー:柴田一成/プロデューサー:塩原史子/藤井智

〈キャスト〉
「イタリアの歌」吉高由里子/高橋和也
「むすめごころ」山田麻衣子/高橋真唯/柏原収史
「浅草の姉妹」波瑠/韓英恵/三村恭代
夕映え少女田口トモロヲ/宝積有香/五十嵐令子/円城寺あや/いしのようこ

1本の長さは20分程度。

うーん、全体的には物足りなさが…。

やはり映画は長いほど詳細に多くのことが描けるので、理解もしやすい面があるのですが、短編となると、そこをぎゅっと詰め込まなければならないので作る側も見る側も意外に難しかったりします。

この昭和初期という現代とは違う価値観を持った時代背景を、この短さで描くには足りない気がして。

110~120分の映画では人物紹介や時代背景の設定で10分ぐらい使うところを、20分の短編だと2~3分でやらないといけない。

物理的にとても高度だということが分かります。

そんな中でもそのハードルを越えて、キラリと光る演出をしていたのは2話目の「むすめごころ」。

三角関係の恋愛をテーマにしているところが今の時代にも普遍的で説明要らずということと、動作の結果を先に見せて、その原因をあとでつなげていたり、鏡や花の苗などの小道具を上手く利用して伏線をつくったりしていてハッとする瞬間があり、飽きずにみることができました。

ロケ地は林や草原や古民家で、とても美しいです。

4話目の「夕映え少女」も心情などの描き方が難解ではありますが魅せますね。

というのもやはり田口トモロヲさんといしのようこさんの演技の上手さが突出していて、そこに引き込まれるんですよねぇ。

エンドロールを見ると、「むすめごころ」と「夕映え少女」の助監督をあの『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督がしている!

濱口監督の演出のエッセンスが生かされているのかもしれないですね。

↓予告編

 
 

川端康成原作の映画はこちらも見ました↓ 

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『賭はなされた』(1947年 フランス)

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画像:リンクより

ジャン=ポール・サルトルがシナリオを描いた
幻想エンターテインメントドラマ

今朝の1日1映画は『賭はなされた』(1947年 フランス)を鑑賞。

革命運動で死んだ青年ピエール(マルセル・パリエロ)と、財産乗っ取りの陰謀にかかって殺された女性(ミシュリーヌ・プレール)が、死後の世界の入口で出会った。

二人はお互いに愛情を感じ、24時間だけ死の猶予を貰って生き返る。
時間内にお互いが結ばれれば、そのまま寿命まで生き延びられるというのだが……。

ジャン=ポール・サルトルがシナリオ、ジャン・ドラノワが監督した幻想ドラマです。

これは面白いですね~。

いろんな要素が盛り込んである。

まず、サスペンスから始まって、死後の世界で男女が出会うファンタジー、判事みたいな猫おばさんから24時間以内に愛し合えば生き返らせるよ、というミッションの展開。
(猫が机の上の書類に乗ってきて書類が見えない…という“猫あるある”も展開 笑)

格差恋愛、三角関係、労働者による革命、ガンアクション、etc…。

戦後すぐのこの時代にこれだけのものが盛られてエンターテインメント作品が作られていることがすごいですよね(フランスは戦勝国だからかな)。

でも原作が哲学者のサルトルだけに一筋縄でいかない。

この映画のベースにはサルトルの提唱した「決定論」(すべての出来事が以前に存在した原因によって完全に決定されるという哲学的見解)が。

簡単に言えば、「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ」ということがテーマになっていて、非常に興味深いです。

日本映画だと、あの世で願いをかなえるファンタジー作品やあの世で一緒になりましょうという心中ものがありますが、その先を見た感じかな。

ジャン・ドラノワ監督は脚本の潤色もしていて、哲学的なシナリオをエンターテインメント作品に昇華させるジャン・ドラノワ監督ってすごい監督だなと感心させられます。

 
 

ジャン・ドラノワ監督作品はこちらも見ました↓

katori-nu100.hatenablog.com

 

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『長崎の歌は忘れじ』(1952年 日本)広島国際映画祭2022

田坂具隆監督の被爆体験から構想された作品
ちらっと映画祭の様子も

今日の1日1映画は『長崎の歌は忘れじ』(1952年 日本)を鑑賞。

1945年8月。

新鋭のアメリカ人作曲家、ヘンリー・グレイ(アーリングトン・ロールマン)は、ハワイの日本人捕虜収容所で瀕死の日本兵から未完の楽譜を託され、その完成を約束する。

終戦後、日本兵の故郷である長崎に赴くヘンリーだったが、遺族の行方はようとして知れなかった。

そんなある日、ヘンリーが弾く例の未完曲を聴いたホテルマンの牧原桃子(久我美子)は、その曲が出征したまま帰らない義兄・佐伯道信の曲だと気づく。

桃子の姉、道信の妻である綾子(京マチ子)は長崎の原爆が原因で盲目となりながらも、今も夫の帰りを待ち続けていたが…。

米国青年に託された未完の楽譜から展開する田坂具隆監督による一大ロマン作品です。

11月18日から20日まで「広島国際映画祭2022」が開催していて、その映画祭の1作品を会場となっている映像文化ライブラリーで見ました(となりの中央図書館では12/25まで「新藤兼人展」を開催中)。

田坂具隆監督作品はこれまで『乳母車』(1956年)、『今日のいのち』(1957年)を見ていて、どちらも悪い人が出てこなくて、とても細かく丁寧につづられている印象。

この映画はそれらより以前のものですが、田坂監督のそういった作風がこの映画にもあって、緩急やドラマティカルな展開で進むのではなく、一人の人間の内面に向き合う真摯さやあたたかさがその画からにじみ出ている感じがあるんですよね。

この映画では、原爆の加害者と被害者がどう向き合って、心のバリアをなくしていくのかというのが丁寧に描かれています。

田坂具隆監督自身、1945年に召集され郷里広島で入隊していた時に被爆

4年も原爆症の闘病生活を強いられていました。

この作品はその闘病生活の間に構想した物語を映画化したもの。

この作品を発表後、また再発して3年間闘病生活をしていて、それ以来原爆について語ることはなかったそう。

どの作品もヒューマニズムあふれる温かい作風なのは、監督自身の被爆体験の影響からくるものなんでしょうね。

この作品、音楽や歌がモチーフになっているのですが、ヘンリー役の俳優アーリングトン・ロールマンさんが歌いだした瞬間、ものすごく歌が上手くてびっくり。

アーリングトン・ロールマンさんって現役オペラ歌手だったんですね!

また、京マチ子さんがお琴を弾くシーンがあるのですが、これがまた弾いているふりを超えた指裁きで、本当に弾いているんじゃないかと思うようなうまさ。

昔の俳優さんは芸達者ですね。

どちらかというと地味な作品ですが、公開されたのはまだ戦後12年で、原爆の傷跡が残る長崎の町並みからも、根底にある「反戦」「平和」というテーマがスクリーンからこれでもかとあふれてくる。

歴史として残していきたい作品ですね。

(クレジットにはないですが、若い時の若尾文子さんが出演しているようです。気づきませんでしたが…)

 

見終わって、映画祭のメイン会場であるNTTクレドホールへ行って見ることに。


エレベーターに上映作品のポスターが。

 

会場の11階に行くと、プログラムの真っ最中。
チケットはなかったので、入場可能なロビーを撮らせていただきました。

 


映画祭のキャラクター。名前は存じませんが。

 

もう終わり近くに行ったので、祝花が分けられていました…。

 

広島出身の宮川博至監督がオール広島ロケで撮った『とべない風船』のジャパンプレミア上映がありまして。
主演の東出昌大さんにお祝いの風船が届いています。

 

こちらもオール広島ロケ作品『こちらあみ子』のブース。
監督&キャストさんの舞台挨拶がありました。

 


そして、エキストラ参加させていただいたカンヌ&アカデミー等受賞の『ドライブ・マイ・カー』のサイン入りポスター。

 


広島フィルムコミッションさん設立20年ポスター展から。
この映画もの広島フィルムコミッションさんただならぬ尽力があってこそ。

 

片渕須直監督のティーチインも。
こちらは『この世界の片隅に』の黒板アートの画像。

サイン入りポスターです。

 


片渕監督のサイン。

 


こちらはのんさん。
色あせないいい映画ですよね。

 

もうひとつののんさんのサイン。

 

広島フィルムコミッションさんが関わった映画がずらり。

最初の『孤狼の血』の時は、この映画祭で本通り商店街でレッドカーペットがあって、松坂桃李さんなどが歩いていました。

 

この世界の片隅に』の黒板アートの画像です。

 

3日間のプログラム。映画祭の会場は3~4会場あります。

 

目玉は『余命10年』の坂口健太郎さん、小松菜奈さん、藤井道人監督の舞台挨拶。
ニュース記事はこちら

www.chugoku-np.co.jp
チケットは即完売。知人が行ったので感想を聞いてみたいと思います。

 

昨日『いちばん逢いたいひと』の上映と丈監督、 倉野尾成美さん(AKB48)、中村玉緒さんの舞台挨拶も。
今年になって昔の大映映画を見てハマり、看板女優・中村玉緒さんを一目見に行きたかったんですけど、予定があって行けず…。
いつか生の珠緒さんに会いに行けたらなぁ。

www.ichi-ai.com

『飛べない風船』、拝見しましたが、あたたかい良い作品です。
来年1/6から全国で順次公開ですので、ぜひ。

tobenaifusen.com

田坂具隆監督作品はこれらも見ました↓

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竹原市(広島県)映画ゆかりの地&ロケ地めぐり+αの旅 その2

いつもご覧いただきありがとうございます。
映画ゆかりの地&ロケ地めぐり in 竹原の続きです。

その1の記事はこちら↓katori-nu100.hatenablog.com

今回は+αの旅ということで「食」。
やはり旅は美味しいもの抜きでは語れないですよねぇ。
というわけで、竹原名物を食してまいりました。

こちらの「味いろいろ ますや」さんにその竹原名物があると聞きまして。
しかもその名物は「予約」しないと食べられない!
事前に予約して伺いました。
場所は竹原駅の近く。
当日12:00に小上がりへ。
食べログはこちら↓

tabelog.com

 

じゃーん!
こちらが要予約の竹原名物「魚飯(ぎょはん)」でございますー。
幻の郷土料理と呼ばれる魚飯。
中世までは遠浅の海だった竹原。
江戸時代に干拓が進められ、これを塩田としたところ良質の塩が産出。
1650年から300年もの間「塩の町」として栄えてきました。
塩田の持ち主は「浜旦那」と呼ばれ、商人文化が花開いていていたんですね。
前回ご紹介したあのお屋敷も「浜旦那」の家が多く点在。
この魚飯は、浜旦那が客人をもてなした料理として提供していたそうです。
その後、1960年に塩田が廃止され、この料理も幻となっていましたが、竹原の食文化を研究する団体が、古い新聞から記事を発見し、市内数か所のお店で復活にいたった料理なんです。

これ、手が混んでいるんですよ。
13種類の別々に味付けした食材が乗っている!
お店のお嬢さん(当時小学生かな?)が書いた郷土食新聞を見せていただき、そこには1.ゴーヤのからしあえ/2.ごぼう/3.こんにゃく/4.ドーマルのほねのからあげ/5.大こん/6.錦糸卵/7.エビ/8.ドーマルのそぼろ/9.大葉/10.しいたけ/11.にんじん/12.竹のこ/13.やきあなご
とありまして。
この「ドーマル」って何? と思ったら、トラハゼのことらしく、胴体が丸いからドーマルと呼んでいるのかな?
これらをご飯の上に乗せて、カツオとこんぶといりこ(煮干し)からとったお出汁をかけていただきます。
ひつまぶし的な食べ方です。
おひつにご飯が入れてあり、軽くよそって何杯もお代わりをして食べます。
途中で味を変えたかったら、海苔やわさび、すりごまを入れて。
口の中でそれぞれの食材の味が合わさってすごくおいしいです。
お出汁もあっさりとしていて温まりますし、何杯でもいけるんですよねぇ。
おひつのご飯、間食しました!

そして、入り口にあった『牡蠣入荷』の文字を見逃しません!
さっそく焼きガキを注文。
「今から焼くので時間がかかりますけどよろしいですか?」
「大丈夫ですー!」
と待っていると、魚飯をいただいている間に焼き上がりました。
食べると、アツアツのプリプリです!
広島のカキの生産量は全国1位。
結構冬になると食べるんですが、殻付きでいただく機会は外食でないとあまりないんですよね。
新鮮で臭みもなく、ペロっといただいてしまいました。
濃厚&ミルキーでやはり美味しいです。

お腹いっぱいのまま次の目的地に。
町並み保存地区の端にある古民家を改造した「café 根古屋」さんです。
今年3月にオープンした新しいお店。
食べログはこちら↓

tabelog.com

お店の中は木目を生かしたシンプルな造り。
奥に見える組子も美しいです。

こういったガラス戸や裸電球がレトロでかわいい。
ご夫婦で経営されているのかな? お店の方は素敵な方々です。


こちらは台湾カフェとなっていまして、台湾の軽食やスイーツが食べられます。
メニューは台湾カステラや手作りパイナップルケーキ、紅焼牛肉麺などがあるのですが、私は、お豆がたくさんのった「綜合豆花」をいただきます。
コロナ前に台北に行ったとき、こういうのを食べたのを思い出します。


緑豆、ピーナッツ、金時豆、芋圓(タロ芋からできた団子)、仙草ゼリーがトッピング。それぞれ効能が書いてあります。
全部身体によさそう。


そのトッピングの下には豆花(ドウファ)という豆腐のような、甘くないプリンのようなものが。
蜜が甘さ控えめでさらっとしているので、お腹いっぱいなのにするんするん入る!
結構な量があるんですが、こちらもペロっと食べてしまいました。
優しい味がします。
食べ終わって、ちょっと涼しく(肌寒く)なった気が。
大豆や緑豆って、漢方的には身体を冷やす効果があるんですよね。
台湾の人って本当に豆腐や豆花をよく食べるんですが、蒸し暑い地域なのでこれらの食材を食べると涼しくなるからなんでしょうね。
夏に食べるといいかもしれないですね。

美味しいものだらけで大満足の竹原グルメ。
さらにお腹いっぱいになりましたが、歩いて消化させます。

旅日記その3はまた近々!