カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

竹原市(広島県)映画ゆかりの地&ロケ地めぐり+αの旅 その2

いつもご覧いただきありがとうございます。
映画ゆかりの地&ロケ地めぐり in 竹原の続きです。

その1の記事はこちら↓katori-nu100.hatenablog.com

今回は+αの旅ということで「食」。
やはり旅は美味しいもの抜きでは語れないですよねぇ。
というわけで、竹原名物を食してまいりました。

こちらの「味いろいろ ますや」さんにその竹原名物があると聞きまして。
しかもその名物は「予約」しないと食べられない!
事前に予約して伺いました。
場所は竹原駅の近く。
当日12:00に小上がりへ。
食べログはこちら↓

tabelog.com

 

じゃーん!
こちらが要予約の竹原名物「魚飯(ぎょはん)」でございますー。
幻の郷土料理と呼ばれる魚飯。
中世までは遠浅の海だった竹原。
江戸時代に干拓が進められ、これを塩田としたところ良質の塩が産出。
1650年から300年もの間「塩の町」として栄えてきました。
塩田の持ち主は「浜旦那」と呼ばれ、商人文化が花開いていていたんですね。
前回ご紹介したあのお屋敷も「浜旦那」の家が多く点在。
この魚飯は、浜旦那が客人をもてなした料理として提供していたそうです。
その後、1960年に塩田が廃止され、この料理も幻となっていましたが、竹原の食文化を研究する団体が、古い新聞から記事を発見し、市内数か所のお店で復活にいたった料理なんです。

これ、手が混んでいるんですよ。
13種類の別々に味付けした食材が乗っている!
お店のお嬢さん(当時小学生かな?)が書いた郷土食新聞を見せていただき、そこには1.ゴーヤのからしあえ/2.ごぼう/3.こんにゃく/4.ドーマルのほねのからあげ/5.大こん/6.錦糸卵/7.エビ/8.ドーマルのそぼろ/9.大葉/10.しいたけ/11.にんじん/12.竹のこ/13.やきあなご
とありまして。
この「ドーマル」って何? と思ったら、トラハゼのことらしく、胴体が丸いからドーマルと呼んでいるのかな?
これらをご飯の上に乗せて、カツオとこんぶといりこ(煮干し)からとったお出汁をかけていただきます。
ひつまぶし的な食べ方です。
おひつにご飯が入れてあり、軽くよそって何杯もお代わりをして食べます。
途中で味を変えたかったら、海苔やわさび、すりごまを入れて。
口の中でそれぞれの食材の味が合わさってすごくおいしいです。
お出汁もあっさりとしていて温まりますし、何杯でもいけるんですよねぇ。
おひつのご飯、間食しました!

そして、入り口にあった『牡蠣入荷』の文字を見逃しません!
さっそく焼きガキを注文。
「今から焼くので時間がかかりますけどよろしいですか?」
「大丈夫ですー!」
と待っていると、魚飯をいただいている間に焼き上がりました。
食べると、アツアツのプリプリです!
広島のカキの生産量は全国1位。
結構冬になると食べるんですが、殻付きでいただく機会は外食でないとあまりないんですよね。
新鮮で臭みもなく、ペロっといただいてしまいました。
濃厚&ミルキーでやはり美味しいです。

お腹いっぱいのまま次の目的地に。
町並み保存地区の端にある古民家を改造した「café 根古屋」さんです。
今年3月にオープンした新しいお店。
食べログはこちら↓

tabelog.com

お店の中は木目を生かしたシンプルな造り。
奥に見える組子も美しいです。

こういったガラス戸や裸電球がレトロでかわいい。
ご夫婦で経営されているのかな? お店の方は素敵な方々です。


こちらは台湾カフェとなっていまして、台湾の軽食やスイーツが食べられます。
メニューは台湾カステラや手作りパイナップルケーキ、紅焼牛肉麺などがあるのですが、私は、お豆がたくさんのった「綜合豆花」をいただきます。
コロナ前に台北に行ったとき、こういうのを食べたのを思い出します。


緑豆、ピーナッツ、金時豆、芋圓(タロ芋からできた団子)、仙草ゼリーがトッピング。それぞれ効能が書いてあります。
全部身体によさそう。


そのトッピングの下には豆花(ドウファ)という豆腐のような、甘くないプリンのようなものが。
蜜が甘さ控えめでさらっとしているので、お腹いっぱいなのにするんするん入る!
結構な量があるんですが、こちらもペロっと食べてしまいました。
優しい味がします。
食べ終わって、ちょっと涼しく(肌寒く)なった気が。
大豆や緑豆って、漢方的には身体を冷やす効果があるんですよね。
台湾の人って本当に豆腐や豆花をよく食べるんですが、蒸し暑い地域なのでこれらの食材を食べると涼しくなるからなんでしょうね。
夏に食べるといいかもしれないですね。

美味しいものだらけで大満足の竹原グルメ。
さらにお腹いっぱいになりましたが、歩いて消化させます。

旅日記その3はまた近々!