カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『人間の條件』第一部 純愛篇/第二部 激怒篇(1959年 日本)

トータル9時間31分!仲代達矢の転機となった社会派映画の名作 今朝の1日1映画は『人間の條件』の第一部 純愛篇と第二部 激怒篇(1959年 日本)を昨日と今日2日間に渡って鑑賞。 昭和18年。 戦争を嫌い妻(新珠三千代)を愛する梶(仲代達矢)は、招集を免…

『昭和残侠伝』(1965年 日本)

高倉健の魅力が開花した任侠シリーズ第一弾! 今朝の1日1映画は『昭和残侠伝』(1965年 日本)を鑑賞。 終戦直後の東京は、瓦礫の街と化し、人々の心も荒れすさんでいた。 浅草も例外ではなく、日本古来の美風として栄えた任侠道も新興勢力の暴力団・新誠…

『わんわん忠臣蔵』(1963年 日本)

宮崎駿も動画マンとして参加。わんわんたちが大活躍のアニメーション! 今朝の1日1映画は『わんわん忠臣蔵』(1963年 日本)を鑑賞。 母の仇を討つため起ちあがった仔犬のロックと47匹の犬たちの勇姿を描く。 時代劇「忠臣蔵」にヒントを得て、巨匠手塚治…

『元禄忠臣蔵・前篇』(1941年 日本)『元禄忠臣蔵・後篇』(1942年 日本)

Kenji Mizoguchi - リンクによる チャンバラではなく会話劇。溝口健二監督が描く静かな赤穂事件。 今朝は『元禄忠臣蔵・前篇』(1941年 日本)『元禄忠臣蔵・後編』(1942年 日本)の2本を鑑賞。 浅野内匠頭(五代目嵐芳三郎)は江戸城・松の廊下で吉良上野…

『宵待草』(1974年 日本)

「映画なんてものはね、所詮遊びさ。悪い夢かもしれないが、だから面白いんだな。ハハハ」(映画より)神代辰巳×長谷川和彦×細野晴臣の才能が結集 今朝の1日1映画は『宵待草』(1974年 日本)を鑑賞。 時は大正時代。 アナーキストの集団「ダムダム団」に…

『蜘蛛巣城』(1958年 日本)

Toho Company Ltd. (東宝株式会社) - movie poster made by Toho Company Ltd. (東宝株式会社, Tōhō Kabushiki-kaisha), パブリック・ドメイン, リンクによる 危険極まりない撮影に驚愕!夢幻能の様式美を取り入れた幻想的な“右脳系”黒澤作品 今朝の1日1映…

『無法松の一生』(1958年 日本)

ヴェネツィア国際映画祭グランプリ作品主人公から「利他の心」を学ぶ 今朝の1日1映画は『無法松の一生』(1958年 日本)を鑑賞。 小倉の人力車夫・松五郎(三船敏郎)は喧嘩っぱやいが人情に厚い名物男。 そんな彼が陸軍大尉の家族と知り合いになり、大尉…

『宮本武蔵』(1961年 日本)

『ゴジラ』の曲?内田吐夢監督×中村錦之助主演シリーズ第1作目 今朝の1日1映画は『宮本武蔵』(1961年 日本)を鑑賞。 吉川英治の同名長編小説を、成沢昌茂と鈴木尚也が脚色し、内田吐夢が監督した大型時代劇。 関ヶ原合戦の敗走から白鷺城天守閣幽閉まで…

『80日間世界一周』(1956年 アメリカ)

Fair use, Link 3時間で世界旅行に行った気分に!ソール・バスのアニメーションにも魅了。 今朝の1日1映画は『八十日間世界一周』(1956年 アメリカ)を鑑賞。 ビクトリア王朝時代のイギリス。 80日で世界一周できるかどうか賭けをした紳士、フォッグ(デ…

『生きる』(1952年 日本)

Courtesy of Toho (c) 1952. - リンクによる 本作をリメイクしたイギリス映画が今秋公開予定。人生のあり方を教えてくれる名作に見る3つの要素。 今朝の1日1映画は『生きる』(1952年 日本)を鑑賞。 三十年間無欠勤の市役所の市民課長・渡辺勘治(志村喬…

『オーケストラの少女』(1937年 アメリカ)

By www.movieposterdb.com, Fair use, Link 音楽は人の心を動かす。音の魔術師ストコフスキー指揮&少女の演技に涙。 今朝の1日1映画は『オーケストラの少女』(1937年 アメリカ)を鑑賞。 トロンボーン奏者ジョンは、才能があるのに失業中。 そんな父を心…

『理由なき反抗』(1956年 アメリカ)

"Copyright 1955 リンクによる ジェームズ・ディーンの演技はもちろん、映画の作りの素晴らしさに脱帽。 今朝の1日1映画は『理由なき反抗』(1956年 アメリカ)を鑑賞。 酔った17歳の少年ジム(ジェームズ・ディーン)が警官に捕まった。 その晩に起こった…

『監獄ロック』(1957年 アメリカ)

"Copyright © 1957 リンクによる エルヴィス・プレスリー当時22歳。ヒット曲が詰め込まれたロックン・ロール映画 今朝の1日1映画は『監獄ロック』(1957年 アメリカ)を鑑賞。 誤って人を殺し、服役することになったヴィンス・エレベット(エルヴィス)。 刑…

『不良番長 口から出まかせ』(1970年 日本)

なんだ、この“ごった煮”感!梅宮辰夫主演、ハチャメチャなアクション、お色気、爆笑で魅せる不良番長シリーズ第10弾。 今朝の1日1映画は『不良番長 口から出まかせ』(1970年 日本)を鑑賞。 史上最強の愚連隊VS史上最悪の愚連隊が、王座をかけて世紀の対…

『殺られてたまるか』(1960年 日本)

三田佳子(当時19歳)の女優デビュー作梅宮辰夫(当時22歳)が腕で闘うアクションドラマ 今朝の1日1映画は『殺られてたまるか』(1960年 日本)を鑑賞。 やくざは父親一代で沢山だと叫びながらも、生活の為にやくざに身を投じる兄(千秋実)。 地味に建設…

『遊星王子』(1959年 日本)

当時21歳の梅宮辰夫が悪を倒す!和製スーパーヒーロー特撮映画。 今朝の1日1映画は『遊星王子』(1959年 日本)を鑑賞。 全宇宙征服の野望に燃える銀星人・まぼろし大使が、真城博士が発明した新型燃料を狙って日本を襲撃。 円盤に乗ってやってきた正義の…

『潮騒』(1975年 日本)

アイドル映画と思いきや、面白くなる仕掛けがたくさん! 今朝の1日1映画は『潮騒』(1975年 日本)を鑑賞。 伊勢湾の歌島に住む漁師の新治(三浦友和)は、水汲みをする見知らぬ少女を見かける。 彼女は村一番の金持ちである宮田照吉の初江(山口百恵)で…

『恋人たちは濡れた』(1973年 日本)

俳優たちの圧倒的なエネルギーを感じる神代辰巳監督による青春映画の歴史的傑作 今朝の1日1映画は『恋人たちは濡れた』(1973年 日本)を鑑賞。 海沿いの田舎町にやって来た克は、映画館のフィルム運びの仕事を始める。 どうやらこの町は克の故郷であるら…

『乱れ雲』(1967年 日本)

事故の加害者と被害者との許されない愛。細かい描写の積み重ねがうねりを作る成瀬監督の遺作。 今朝の1日1映画は『乱れ雲』(1967年 日本)を鑑賞。 夫を交通事故で失った美しい未亡人・由美子(司洋子)とその事故の加害者である青年三島(加山雄三)が、…

『薄桜記』(1959年 日本)

市川雷蔵×勝新太郎「静」と「動」が織りなす美しい映画 今朝の1日1映画は『薄桜記』(1959年 日本)を鑑賞。 浪人の中山安兵衛(勝新太郎)は叔父の助勢に高田馬場へ駆けつける途中、旗本の丹下典膳(市川雷蔵)と知り合い、彼の助言によって決闘の相手を打…

『陸軍中野学校』(1967年 日本)

これは面白い!実在した日本のスパイ学校で遂行される静かな狂気 今朝の1日1映画は『陸軍中野学校』(1967年 日本)を鑑賞。 世界情勢が緊迫の度を増す昭和13年、士官学校を卒業し陸軍へ少尉入隊が決まった三好次郎は、自分と同じ幹部候補生らとある場所に…

『ある殺し屋』(1967年 日本)

ギャップに驚くクールでスタイリッシュな和製ノワール 今朝の1日1映画は『ある殺し屋』(1967年 日本)を鑑賞。 小料理屋の主人・塩沢は高額な金で殺人を請け負う殺しのプロという裏の顔を持っていた。 暴力団の幹部・木村の依頼で、敵対する組織のボス・大…

『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』(1967年 日本)

「神が人を作ったのではない。神こそ人によって作られたのだ!」(映画より)日本×オランダバテレンの混血剣士の苦悩と活躍 今朝の1日1映画は『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』(1967年 日本)を鑑賞。 ある夜、狂四郎(市川雷蔵)は、武家屋敷の前で美しい娘(…

『炎上』(1958年 日本)

三島由紀夫×市川崑×市川雷蔵が追求する「美」のカタチ 今朝の1日1映画は『炎上』(1958年 日本)を鑑賞。 昭和19年春、溝口吾一(市川雷蔵)は田山道詮老師(中村雁治郎)が住職を務める京都の驟閣寺(しゅうかくじ)に、徒弟(とてい)として住み込むように…

『浮かれ三度笠』(1959年 日本)

市川雷蔵×中村珠緒のキュンキュン系ラブコメディ! 今朝の1日1映画は『浮かれ三度笠』(1959年 日本)を鑑賞。 将軍・吉宗は、甥の松平与一郎と宗春の娘・菊姫(中村珠緒)とを強引に結婚させようと企んでいた。 これに反発した菊姫は家出! ところが同じ頃…

『黒い十人の女』(1961年 日本)

By Daiei Film - Fair use, Link 「誰にでも優しいってことは、誰にでも優しくないってことよ」(映画より) 今朝の1日1映画は『黒い十人の女』(1961年 日本)を鑑賞。 妻がありながら、ほかに9人の愛人を持つ男、風松吉(船越英二)。 やがて愛人たちは…

『ビッグ・ガン』(1973年 イタリア・フランス)

By http://www.movieposterdb.com/poster/807776b3, Fair use, Link 推進力のあるハッとするシーンに脱帽! アラン・ドロン主演のこだわりの要素てんこ盛りのイタリアン・ノワール 今朝の1日1映画は『ビッグ・ガン』(1973年 イタリア・フランス)を鑑賞。…

『シン・ウルトラマン』と見比べてみました。

『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1979年 日本) TVシリーズの復活を目的に、極めて人間ドラマ性が高く評価されていた実相寺昭雄が監督した第14話、15話、22話、23話、34話を再編集して作られた劇場映画。 実相寺監督の盟友である脚本家・佐々木守のカ…