『監獄ロック』(1957年 アメリカ)
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エルヴィス・プレスリー当時22歳。
ヒット曲が詰め込まれたロックン・ロール映画
今朝の1日1映画は『監獄ロック』(1957年 アメリカ)を鑑賞。
誤って人を殺し、服役することになったヴィンス・エレベット(エルヴィス)。
刑務所仲間のハンクからでギターを習い歌ったことから才能が開花する。
出所後ロックスターとして人気者になるが…。
大ヒットを記録した主題歌の”Jailhouse Rock”を始め、”I Want To Be Free”,Don’t Leave Me Now”,”(You’re So Square)Baby I Don’t Care”など、プレスリーの歌7曲が楽しめる、軽快なテンポのミュージカル・ドラマです。
私も20歳ぐらいの時にルーツミュージックと言われるものを一通り聞いてはいたんですが、プレスリーはそこまで聞いていなく、どんな人だったのかと思い鑑賞。
まさにロックン・ロール王、プレスリーの歌を堪能できる映画ですね。
映画としてはほぼスタジオセット内で繰り広げられる会話劇で、プロットやカメラワークはそこまで劇的ではなく、スターだから女性がうっとりするようなアップシーンもあるのではと思いきや、ミドルショットで魅せるカットが多い。
BGMとしての音楽もほとんどなく、最小限。
舞台を見ているような感覚で進む、本当に「歌う姿を見せる映画」になっています。
この感じ、舞台化してもよさそうなのになーと思うんですが、これまでそこまで舞台化されていないみたい。
映画公開時は、囚人がヒーローになるというストーリーが、アンチヒーローをもてはやしていると結構たたかれたようですが、エルヴィスのデビュー当時がまさに音楽界の革命児だったので、当時はエルヴィスがやることはすべてが新しかったのかもしれないですね。
個人的には刑務所の独房の鉄格子を見立てたセットで歌うシーンと、刑務所仲間のハンク(ミッキー・ショーネシー)が刑務所内で歌う「♪あと一日 一日ずつ主に近づく…今日一日を大切に…いつかは主の迎えが…あと一日」という歌がとても心に響きまして(←エルヴィスの映画なのにそっち? 笑)
相手役の女性ペギー役のジュディ・タイラーはこの映画の撮影終了3日後に夫の運転する車の交通事故で夫とともに24歳で死去。
プレスリーはこの映画の鑑賞を拒否しました。
いろんな意味で歴史に残る映画ですね。
7/1公開のエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた伝記映画『エルヴィス』も楽しみです!
↓予告編
PS:植物好きで、映画の中に出てくる観葉植物やお花をついついチェックしてしまいます。
この映画に出てくる植物はこちら↓
レストランのシーン:サンスベリア
部屋のシーン:モンステラ、ドラセナ、アロカシア(クワズイモ:斑入り)、グラジオラス、ストック、ストレリチア(極楽鳥花)
オフィス:モンステラ、タニワタリ
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