『わんわん忠臣蔵』(1963年 日本)
宮崎駿も動画マンとして参加。
わんわんたちが大活躍のアニメーション!
今朝の1日1映画は『わんわん忠臣蔵』(1963年 日本)を鑑賞。
母の仇を討つため起ちあがった仔犬のロックと47匹の犬たちの勇姿を描く。
時代劇「忠臣蔵」にヒントを得て、巨匠手塚治虫が原案構成した動物アニメーションです。
昨日見た『元禄忠臣蔵』に続いて、忠臣蔵の勉強になるかと思って見たんですが…。
昨日見たのとは全く違うお話で。
てっきり犬たちによる時代劇かと思いきや、忠臣蔵そのものではないし舞台が日本でもないです。
もしやニューヨーク?
えー! ですよね(笑)。
母の敵を討つということで、仇討ちといえばそうなんですけどね。
こちらは主人公が仇討ちを通して、仲間とともに成長していく姿を描いたもの。
でもほんとかわいい!
オープニングのデューク・エイセスが歌う「♪進め、勧め、尻尾をあげて」という「ワンワンマーチ」にのって犬たちが同じリズムで同じポーズで行進しているだけでもうかわいい♡
レトロな画もかわいいです。
声優は、悪役の虎・キラー(吉良にかけてる)の声を2代目水戸黄門の西村晃さんが担当。
西村晃さん、声優もされていたんですね。
アニメの技法はよく分からないんですが、冒頭は油彩画のようなアーティステックな画だったり、子供の動きがリアルだったり、影の使い方がノワール調だったりとぐいっと見入ってしまいます。
またこの映画も“高低差”が半端ない!
映画に出てくる場所の高低差と観客の心臓バクバク度は比例すると感じるんですが、高所のシーンはほんと見ながらドキドキです。
宮崎駿が動画マンとして関わっており、宮崎監督の『ルパン三世 カリオストロの城』に見る高低差の原点がここにあるのかもと想像します。
また音楽にはジャズが多用されていて、超クールでカッコいい。
子供向けではありますが、アニメーションを愛する大人たちが一生懸命作ったのが伝わってくるんですよね(手塚治虫先生のアイデアはあまり採用されていないようなんですけどね…)。
いろんな動物が出てくるので、お気に入りの子を見つけてみては。
私は髪の毛で目が隠れているわんちゃんがお気に入りです。
↓予告編
宮崎駿といえば私の中ではこの作品↓
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