カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『斬る』(1962年 日本)

「人は他人を不用意に殺す場合がある。それは剣ではない。言葉だ。」(映画より)脚本・新藤兼人、雷蔵×三隅による、静かな熱情 今朝の1日1映画は『斬る』(1962年 日本)を鑑賞。 天才剣士・高倉信吾(市川雷蔵)は、三年の武者修行のなかで、“三絃の構え…

『心中天網島』(1969年 日本)

「あんたを愛しいと思ったら、どんなことでもできるんと違いますか」(映画より)文楽の世界観をアバンギャルドな手法で魅せる名作 今朝の1日1映画は『心中天網島』(1969年 日本)を鑑賞。 紙屋治兵衛(中村吉右衛門)は女房おさん(岩下志麻)と子供のあ…

『白鯨との闘い』(2015年 アメリカ)

By IMP Awards, Fair use, Link メルヴィルの名著『白鯨』に隠された真実を映画化。捕鯨船の乗組員たちの死闘を描く。 今朝の1日1映画は『白鯨との闘い』(2015年 アメリカ)を鑑賞。 1819年、エセックス号のクルーたちは鯨油を入手するためにアメリカ・マ…

『デビルマン』(2004年 日本)

ダンテの「神曲」からイメージされた漫画&アニメの実写化作品。勇気をもって鑑賞してみると…。 今朝の1日1映画は『デビルマン』(2004年 日本)を鑑賞。 両親を亡くし牧村家に引き取られ高校生活を送っていた不動明(伊崎央登)。 親友・飛鳥了(伊崎右典…

『ハンニバル』(2001年 アメリカ)

Fair use, Link まるでオペラのような荘厳さ禁断のサイコ・ホラー 今朝の1日1映画は『ハンニバル』(2001年 アメリカ)を鑑賞。 アカデミー賞を受賞した傑作サスペンスミステリー「羊たちの沈黙」の続編。 あの惨劇から10年、殺人鬼レクター博士からクラリ…

『ロマンス』(1996年 日本)

画像:リンクより 玉置浩二×ラサール石井×水島かおり即興から作り上げた、恋愛の距離感を味わう大人の青春映画。 今朝の1日1映画は『ロマンス』(1996年 日本)を鑑賞。 タイプも生き方も違う二人の男、不動産業者の柴田(玉置浩二)と市役所勤めの安西(…

『緋文字』(1972年 西ドイツ・スペイン)

画像:Link ドイツ映画界の巨匠ヴィム・ヴェンダース監督の初期作品姦通の罪で差別される女性の過酷な人生を描く 昨朝の1日1映画は『緋文字』(ひもんじ)(1972年 西ドイツ・スペイン)を鑑賞。 イギリスから新天地アメリカへ移住してきたヘスター(セン…

『もし中国の天才子役が紅楼夢”を演じたら~ 中国古典名作選』(全5話)(2017年 中国)

画像:リンクより 演技レベルの高さに驚き。中国古典文学を天才子役たちが演じる。 昨朝と今朝の1日1作品はドラマ『もし中国の天才子役が紅楼夢”を演じたら~ 中国古典名作選』(全5話)(2017年 中国)を鑑賞。 賈氏一族の眉目秀麗な貴公子・賈宝玉、聡明…

『どん底』(1936年 フランス)

Fair use, Link ゴーリキーの戯曲を映画化。富める者と持たざる者の人生を描いた名作 今朝の1日1映画は『どん底』(1936年 フランス)を鑑賞。 どん底であえぐ泥棒ペペル(ジャン・ギャバン)と、最後の賭博に負けて無一文になり、貴族社会から墜ちた男爵…

『デッド・ドント・ダイ』(2019年 アメリカ)

インディーズ・シネマの巨匠ジム・ジャームッシュ監督によるオフビートなゾンビ映画。 今朝の1日1映画は『デッド・ドント・ダイ』(2019年 アメリカ)を鑑賞。 警察官が3人しかいないアメリカの田舎町センターヴィルで、前代未聞の怪事件が発生した。 無…

『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年 アメリカ)

Fair use, Link 絶対零度の世界がリアル。地球温暖化のもたらす世界。 今朝の1日1映画は『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年 アメリカ)を鑑賞。 古代気象学者ジャック・ホールが、自らの研究から地球温暖化による世界規模の大災害を予告。 その4カ月…

『霊幻道士』(1985年 香港)

サモ・ハン・キンポー製作総指揮キョンシーブームを巻き起こしたシリーズ第1弾。 今日の1日1映画は『霊幻道士』(1985年 香港)を鑑賞。 化けモノ退治を生業とするガウ道士(林正英/ラム・チェンイン)が、大富豪ヤンから先代の改葬を依頼される。 墓を…

『ある用務員』(2021年 日本)

福士誠治が映画初主演用務員が少女を守るクライムノワール 今朝の1日1映画は『ある用務員』(2021年 日本)を鑑賞。 高校の用務員として勤務している深見(福士誠治)。 父親が元暴力団員だった深見がそこで働く理由は、父親の兄弟分である真島(山路和弘)の…

『蒲田行進曲』(1982年 日本)

泣く、笑う、(手に汗を)にぎる、まさに劇的!つかこうへいの舞台を映画化した名作。 今朝の1日1映画は『蒲田行進曲』(1982年 日本)を鑑賞。 時代劇のメッカ、 東映京都撮影所。 人情に篤いが激情家なのが玉にキズの大スター銀ちゃん(風間杜夫)と、そ…

『メイド・イン・USA』(1967年 フランス)

By FDB, Fair use, Link 「映画の観客は騙せても、私は騙せないわ」(映画より)ゴダール監督による不条理クライム・ミステリー&コメディー 今朝の1日1映画は、昨日亡くなったジャン=リュック・ゴダール監督の『メイド・イン・USA』(1967年 フランス)…

『花の兄弟』(1961年 日本)

当時18歳の橋幸夫が市川雷蔵と共演。殺陣に、恋に、歌いまくる! 今朝の1日1映画は『花の兄弟』(1961年 日本)を鑑賞。 父の仇討ちという使命を背負わされた兄・市之進(市川雷蔵)。 一方、武家を嫌ってやくざの世界に飛び込んだ弟・新次郎(橋幸夫)。 …

『劇場版 フランダースの犬』(1997年 日本)

この悲劇、日本的。 今朝の1日1映画は『劇場版 フランダースの犬』(1997年 日本)を鑑賞。 19世紀のベルギー、フランダース地方。 アントワープにある大聖堂を、一人の修道女が訪れる。 彼女は、聖堂に飾られている大画家ルーベンスの「聖母被昇天」を仰…

『ワーズ&ミュージック』(1948年 アメリカ)

By The poster art can or could be obtained from the distributor., Fair use, Link 華やかなミュージカルシーンに胸躍る!ミッキー・ルーニーの迫真の演技も。 今朝の1日1映画は『ワーズ&ミュージック』(1948年 アメリカ)を鑑賞。 1930年代から40年…

『NOPE』(2022年 アメリカ)

見た目はシンプルだけど中身はモリモリ初めてIMAXカメラで撮影されたホラー映画 今日の1日1映画は『NOPE』(2022年 アメリカ)をU-NEXTのポイントで鑑賞。 舞台は南カリフォルニア、ロサンゼルス近郊にある牧場。 亡き父から、この牧場を受け継いだOJだ…

『エリザベス2世 知られざる女王の素顔』(2013年 イギリス)

英国女王エリザベス2世の半生を、貴重な映像とともに紐解くドキュメンタリー 今朝の1日1映画は『エリザベス2世 知られざる女王の素顔』(2013年 イギリス)を鑑賞。 8日に英エリザベス女王が96歳で死去されたんですが、私自身、エリザベス女王についてほと…

『羅生門 デジタル完全版』(1950年 日本)

ミニマムな世界観のなかに、多くの引き出しがある名作。 今朝の1日1映画は『羅生門 デジタル完全版』(1950年 日本)を鑑賞。 平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。 やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女…

『妖怪百物語』(1968年 日本)

日本の妖怪たちが大集合!妖怪映画の元祖となったシリーズの第1弾。 今朝の1日1映画は『妖怪百物語』(1968年 日本)を鑑賞。 悪徳商人・但馬屋が、長屋と氏神の社殿を取り壊して女郎宿を作る計画を立てた。 長屋の住人は反対するが、悪代官と結託した但馬…

『真夏の夜の夢』(1935年 アメリカ)

Warner Bros. - リンクによる 特撮、ワイヤーアクション、キラキラ電飾…etc振り切った子役の演技にくぎ付けの、目にも耳にも贅沢な一作。 今朝の1日1映画は『真夏の夜の夢』(1935年 アメリカ)を鑑賞。 結婚を反対され森の中へ駆け落ちした恋人同士と、そ…

『山と谷と雲』(1959年 日本)

兄弟の葛藤を織り込んだ文芸ロマン大作。 今朝の1日1映画は『山と谷と雲』(1959年 日本)を鑑賞。 日本アルプスの雪山で遭難し、からくも救出された山岳写真家・牧戸次郎(石原裕次郎)。 有馬寿々子(北原三枝)の手厚い看護を受ける。 寿々子は次郎の兄…

『ジャズ大名』(1986年 日本)

画像:リンクより 古谷一行主演で描く一大ジャムセッション! 今朝の1日1映画は『ジャズ大名』(1986年 日本)を鑑賞。 故郷アフリカへ帰るはずが、メキシコ商人に騙されて香港行きの船に乗せられた黒人4人組。 ある日、病気で死んだ一人を残し、大嵐の中…

『青年の椅子』(1962年 日本)

画像:リンクより 会社の陰謀に立ち向かう社員を裕次郎が好演。 今朝の1日1映画は『青年の椅子』(1962年 日本)を鑑賞。 日東電気の営業部長・高坂虎彦(石原裕次郎)は、接待旅行の席で、泥酔した畑山商会の社長・畑田(東野英治郎)にからまれ、思わず…

『エルヴィス』(2022年 アメリカ)

画像:リンクより スーパースターが過ごした時間を追体験エルヴィスのトリビアも! 今朝の1日1映画は『エルヴィス』(2022年 アメリカ)を昨日劇場(八丁座)で見てきたので感想を。 「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルビス・プレスリーの人…