『NOPE』(2022年 アメリカ)
見た目はシンプルだけど中身はモリモリ
初めてIMAXカメラで撮影されたホラー映画
今日の1日1映画は『NOPE』(2022年 アメリカ)をU-NEXTのポイントで鑑賞。
舞台は南カリフォルニア、ロサンゼルス近郊にある牧場。
亡き父から、この牧場を受け継いだOJだが、半年前の父が事故死。
飛行機の部品の落下によるものだとされた。
しかし、OJはこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。
牧場の共同経営者である妹エメラルドはこの飛行物体を撮影して、“バズり動画”を世に放つことを思いつく。
やがて起こる怪奇現象の連続。それらは真の“最悪の奇跡”の到来の序章に過ぎなかった……。
「ゲット・アウト」「アス」で高い評価を受けるジョーダン・ピールの長編監督第3作です。
『ミナリ』(2020年 アメリカ)のスティーブン・ユァンが出ているということで鑑賞。
映画の構成としては、前半と後半はものすごいインパクトがあって(ちょっと中だるみはあるんですが)、見終わって爽快感が。
登場人物が少な目で見た目はシンプルなんですが、中身は結構モリモリでいろんな要素を含んだ映画ですね。
エピソードが数種類あって、不可思議なことをミステリーのように紡ぎながら進む部分と、「あいつから逃げろ!」という分かりやすいホラー的な部分、そして、黒人が映画に関わってきた歴史について。
コロナ禍に生み出されたというシナリオには、人類が避けられない悲劇が盛り込まれ、隠喩や宗教的・歴史的モチーフと思われるものが多用され複雑性があってちょっと難しいんですが、どう解釈するかで面白さに深みが出そうな感じがします。
だけど、単純にホラーとして見ることができる映画でもある。
初めてIMAXカメラで撮影されたホラー映画ということで、音の迫力がものすごいんです!
私はIMAX上映で見たかったんですが、時間が合わず普通の上映で見たんですが、それでも体中にドーンと響く感じだったので、IMAX上映で見るともっと圧倒的なサウンドシステムで没入できると思います。
ネタバレもあまりしない方がいいと思うのでこのくらいで。
PS:個人的には夜のシーンをどうやって撮ったんだろうなと。影を見るとくっきりあるので、日中に撮ってフィルターや編集時に加工してる感じなんですが、これまでにあまり見たことのない印象的な闇が表現してありました。
いつもご覧いただきありがとうございます♪
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