カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年 アメリカ)

By May be found at the following website: IMP Awards, Fair use, Link

「手持ちカメラ」が最大限に生かされた
元祖ドキュメンタリータッチのホラー

今朝の1日1映画は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年 アメリカ)を鑑賞。

超のつく低予算で製作されながらも世界中でメガヒットとなったホラー。

1994年10月、モンゴメリー大学映画学科に所属する3人の大学生がドキュメンタリー映画製作のためにメリーランド州ブラック・ヒルズの森に分け入った。

その土地に今なお残る伝説の魔女“ブレア・ウィッチ”をテーマにしていたのだ。

だがヘザー、ジョシュ、マイクの3人はそのまま消息を絶った……。

のちに発見されたフィルムとビデオを再編集して映画化。

というファウンドフッテージ(死亡者や行方不明者が撮影したという映像が後で見つかるという設定)の映画です。

上映当時、話題になってたんですが、怖いかもと思って観てなかったんですよね。
なので初鑑賞です。

ドキュメンタリータッチで進むこの映画、手持ちカメラでどんどん進み、不安な感情をそのままとらえていて、かなりリアルな作り。

暗闇にライト、カラー映像(ビデオ)と白黒映像(16ミリ)が入り混じり、実態はあまり見えない中での撮影が、逆に想像力を掻き立て怖い映画になっていますよね。

このリアルさを表現している手法が「手持ちカメラ」。

手振れがそのまま入れ込んであって、時には斜めに、時には恐怖の出来事の方が優先されカメラが投げ出され真横を向く。

この「撮影者の感情の揺れ=カメラの動き」を上手く取り入れ、ドキュメンタリーのように鑑賞者と映像の距離を縮めてあり、非常に臨場感がある映像になっています。

この手法は、この映画をきっかけに今ではホラー系映画やテレビで多用されて、もう新鮮味はない感じではありますが、当時は大流行してました。

ちょっと違うかもですが、この映画よりちょっと前に、ドキュメンタリー映画で、町中に過激なキャッチコピーと怖い絵のポスターを張りまくり上映していた渡辺文雄監督の『ザザンボ』や『罵詈雑言』。

あれも手振れしまくり映像で、その誇大広告と映画の内容のギャップから、「金返せコール」が会場の外で巻き起こり、上映会場周辺に機動隊が出動する騒ぎになったのを覚えています。

「手持ちカメラ」には、映像のフィクション感をなくし、鑑賞者の感情を沸き立たせる力があるということを改めて感じます。

↓予告編

 
 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村