『エリザベス2世 知られざる女王の素顔』(2013年 イギリス)
英国女王エリザベス2世の半生を、貴重な映像とともに紐解くドキュメンタリー
今朝の1日1映画は『エリザベス2世 知られざる女王の素顔』(2013年 イギリス)を鑑賞。
8日に英エリザベス女王が96歳で死去されたんですが、私自身、エリザベス女王についてほとんど知らないことに気づかされまして。
あの女王の目と口をふさいだデザインのジャケットで有名なセックス・ピストルズ「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」のTシャツは昔持っていた気がする程度。
勉強の意味で見てみました。
この作品は、2016年4月21日に90歳の誕生日を迎え、盛大な祝賀行事も控えるエリザベス2世の半生に迫ったドキュメンタリー。
ダイアナ妃の事故死やウィリアム王子とキャサリン妃の結婚にも触れながら、映画『クィーン』でエリザベス女王を演じた女優ヘレン・ミレンや王室の元執事、エリザベス女王のいとこ等のインタビュー、幼少期から現在に至るまでの貴重な映像などから、彼女のこれまでの人生を紐解いています。
1940年代の貴重なフィルムや昔の姿が見られるのはNHKの「映像の世紀」みたいでいいですね。
25歳で王位の座に就いて、3男1女をもうけ、これまで公務を優先して務められてきた姿を知ることができます。
結婚したフィリップ・マウントバッテン大尉がかつて亡命生活をしていたとか、ダイアナ元妃の事故とか、女王の周りは結構波乱万丈。
だけどエリザベス女王だけはいつも毅然としていて、国民に笑顔を見せ滞りなく式典などの公務を行うという揺らがない姿があって、軸みたいなイメージがあります。
国民の前では、一番ゆっくり歩いて人々に笑顔を向けることを心掛けていたそう。
内面ではいろんな感情があったとは思いますが、実際の感情を表に見せずミステリアスさを保つことが、国民を長く王室へ興味を抱かせ続けている秘訣なのかもしれないですね。
約1世紀をその時代とともにたどれる作品です。
ご冥福をお祈りします。
PS:壮大な式典の時はダイヤモンドなどの宝石類を付けていますが、普段の公務の時には常にパールのジュエリーを付けていらして、パールの持つ「気品」を改めて教えられます。私もデイリーアクセサリーに取り入れたいなぁ。
↓予告編
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