カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

京都・大阪 映画ゆかりの地&ロケ地めぐり+αの旅

いつもご覧いただきありがとうございます! 最近日本映画を見ていて、全く知らない昔の映画を見ていくうち、大映映画の存在を知り、特に各作品で七変化する市川雷蔵さんの魅力ハマりまして。 同時代に生きていないのに、半世紀以上過ぎた今でも魅力が伝わっ…

『日曜日の人々』(1930年 ドイツ)

92年前のベルリンの風景や人々の恋模様を、生演奏付きで堪能 今日の1日1映画は、広島市映像文化ライブラリーでのイベント「サウンド・アンド・サイレント」で『日曜日の人々』(1930年 ドイツ)を鑑賞。 監督のロバート・シオドマク、エドガー・G・ウルマ…

『太陽の季節』(1956年 日本)

センセーショナルな話題を巻き起こした石原慎太郎の芥川賞受賞作を映画化。 今朝の1日1映画は『太陽の季節』(1956年 日本)を鑑賞。 高校生の津川竜哉(長門裕之)はボクシングと酒と女と喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。 仲間たちと銀座に出た竜哉は…

『祇園の姉妹』(1936年 日本)

女性の本音と嘘、絶妙な駆け引き…。溝口健二監督がリアルにあぶりだす姉妹の生き様 今朝の1日1映画は『祇園の姉妹』(1936年 日本)を鑑賞。 人情に厚く男に尽くす姉の梅吉(梅村蓉子)と、気が強く男から金品を得ようとする妹のおもちゃ(山田五十鈴)。 …

『処刑の部屋』(1956年 日本)

原作:石原慎太郎×監督:市川崑探検隊川口浩の初主演作品。 今朝の1日1映画は『処刑の部屋』(1956年 日本)を鑑賞。 島田克巳はU大学の4年生。 気難しい銀行員の父と常に顔色をうかがっている母にやりきれなさを感じていた。 大学野球リーグ戦でU大学が優…

『声もなく』(2020年 韓国)

By IMDb, Fair use, Link 闇の仕事を請け負う口の利けない青年が誘拐犯に…。先の読めない展開にぐいぐいと持っていかれます。 今朝の1日1映画は『声もなく』(2020年 韓国)を鑑賞。 口のきけない青年テイン(ユ・アイン)と片足を引きずる相棒チャンボク…

『青春残酷物語』(1960年 日本)

画像:リンクより 体中で世の中とぶつかる若者を描いた大島渚監督・脚本の青春映画。 今朝の1日1映画は『青春残酷物語』(1960年 日本)を鑑賞。 女子高生の真琴(桑野みゆき)と陽子は、街へ遊びにでた帰りには、車を持つ男たちに誘いをかけて家まで送ら…

『勝利者』(1957年 日本)

画像:リンクより 三橋達也×南田洋子×石原裕次郎×北原三枝ボクシングとバレエに夢を託す若者と大人の恋愛を描く。 今朝の1日1映画は『勝利者』(1957年 日本)を鑑賞。 社長令嬢(南田洋子)との恋愛で動揺し、チャンピオンを賭けたタイトルマッチに敗れた…

『地球爆破作戦』(1970年 アメリカ)

By http://www.impawards.com/1970/colossus_the_forbin_project_ver2.html, Fair use, Link 「科学者は、化け物を作り出す。」(映画より) 今朝の1日1映画は『地球爆破作戦』(1970年 アメリカ)を鑑賞。 米政府の援助で開発された巨大コンピュータ・コ…

『人間魚雷出撃す』(1956年 日本)

「今の日本はこんなことで救われるのでしょうか」(映画より)石原裕次郎、長門裕之らが回天特攻に乗り込む。 今朝の1日1映画は『人間魚雷出撃す』(1956年 日本)を鑑賞。 昭和20年7月初旬、すでに敗戦の色濃い頃。 瀬戸内海の特別基地で若き“回天”特攻隊…

『黄金の腕』(1955年 アメリカ)

リンクによる 「人は誰でも誰かにすがって生きてるわ」(映画より)タイトルバック&音楽にしびれる1作 今朝の1日1映画は『黄金の腕』(1955年 アメリカ)を鑑賞。 “黄金の腕”とあだ名されるカードの名手フランキー(フランク・シナトラ)。 6ヶ月の療養…

『ジャズ娘誕生』(1957年 日本)

画像:リンクより 20歳の江利チエミが23歳の石原裕次郎と歌い踊る♪64年ぶりにカラー化された音楽映画 今朝の1日1映画は『ジャズ娘誕生』(1957年 日本)を鑑賞。 とても唄のうまい少女・河井みどり(江利チエミ)は妹と弟を連れて大島の椿油売りをしていた…

『瀧の白糸』(1933年 日本)

画像:リンクより 泉鏡花名作の溝口健二監督版(無声映画)を弁士入りで銀幕の女王・入江たか子の美しさ 今朝の1日1映画は『瀧の白糸』(1933年 日本)を鑑賞。 明治23年頃、北陸一帯を巡業する見世物の中に、今評判の水芸の太夫"瀧の白糸"(入江たか子)…

『隠し砦の三悪人』(1958年 日本)

リンクによる 全てが圧倒的!エンターテインメントの最高峰。 今朝の1日1映画は『隠し砦の三悪人』(1958年 日本)を鑑賞。 戦国の乱世、秋月家は隣国の山名家と戦って敗れる。 秋月家の侍大将・真壁六郎太(三船敏郎)は、世継ぎの姫君・雪姫(上原美佐)…

『ベイビー・ブローカー』(2022 韓国)是枝裕和監督 ティーチイン付き上映

見終わってからじわじわ続く余韻。感情のスイッチが「カチン」と音を立てる瞬間を味わう。 今日の1日1映画は、昨日行ってきた『ベイビー・ブローカー』(2022 韓国)是枝裕和監督 ティーチイン付き上映について感想を。 あらすじ:ある晩、若い女性ソヨン(…

『君は恋人』(1967年 日本)

画像:リンクより 吉永小百合からザ・スパイダースまで60年代のスターがこれでもか!というくらい次々出演の歌謡映画。 今朝の1日1映画は『君は恋人』(1967年 日本)を鑑賞。 今日は浜田光夫の再起第一作『君は恋人』のクランク・インの日。 スタッフの拍…

『幕末太陽傳 デジタル修復版』(1957年 日本)

画像:リンクより 全てを持っていってしまう裕次郎の存在感。美術も演技も見ごたえ抜群! 今朝の1日1映画は『幕末太陽傳 デジタル修復版』(1957年 日本)を鑑賞。 明治維新まであと5年という幕末の日々。 品川の遊郭で大判振るまいの佐平次(フランキー堺…

『お遊さま』(1951年 日本)

Daiei Motion Picture Company (大映株式会社, Daiei Kabushiki-gaisha) © 1951 - movie poster made by Daiei Motion Picture Company (大映株式会社, Daiei Kabushiki-gaisha). (Watermark removed.), パブリック・ドメイン, リンクによる 田中絹代、乙羽…

『下町の太陽』(1963年 日本)

画像:リンクによる 20歳頃の倍賞千恵子さんが初々しい!山田洋次監督の初長編映画。 今朝の1日1映画は『下町の太陽』(1963年 日本)を鑑賞。 下町で助け合いながら貧しくとも工場で働きながら懸命に暮らす5人家族の長女、寺島町子(倍賞千恵子)。 家族…

『ベンガルの槍騎兵』(1935年 アメリカ)

不明 - www.doctormacro.com, パブリック・ドメイン, リンクによる ゲイリー・クーパー出演のインド アクション・アドベンチャー 今朝の1日1映画は『ベンガルの槍騎兵』(1935年 アメリカ)を鑑賞。 イギリス騎兵第41連隊は、凶暴なアフリディ族を討伐する…

『月光仮面』(1958年 日本)

『M:I』ばりの本格的なアクションにびっくり!日本の元祖スーパーヒーローの劇場版 今朝の1日1映画は『月光仮面』(1958年 日本)を鑑賞。 全世界の脅威“H・Oジョー発爆弾”と、その発明者・中山博士(宇佐美淳也)を狙うどくろ仮面。 名探偵・祝十郎(大…

『破戒』(2022年 日本)

過去に映画化された2作と見比べてみました。 今日の1日1映画は『破戒』(2022年 日本)を映画館で鑑賞。 亡くなった父から自身が被差別部落出身である出自を隠し通すよう強い戒めを受けていた瀬川丑松(間宮祥太朗)は、地元を離れてある小学校の教員とし…

『破戒』(1948年 日本)

木下恵介版と市川崑版を見比べてみました。 (本日はまず安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。また、大雨の地域の方、お気を付けください) 今朝の1日1映画は『破戒』(1948年 日本)を鑑賞。 島崎藤村の小説『破戒』の初映画化作品。 阿部豊演出、高峰…

『破戒』(1962年 日本)

被差別部落が生んだ日本の悲劇を描いた島崎藤村の同名小説を、名匠・市川崑が映画化。2022版の公開を前に。 今朝の1日1映画は『破戒』(1962年 日本)を鑑賞。 被差別部落出身の小学校教師の瀬川丑松(市川雷蔵)は、亡き父の命に従い、身分を隠して生きて…

『こちらあみ子』(2022年 日本)

子どもの目線から大人たちが浮かび上がる。ポップなのに、心に染みます。 今日の1日1映画は、昨晩完成披露上映会で『こちらあみ子』(2022年 日本)を見てきましたのでその感想を。 広島で暮らす小学5年生のあみ子(大沢一菜)。 少し風変わりな彼女は、家…

『赤ひげ』(1965年 日本)

By The cover art can or could be obtained from the distributor., Fair use, Link 「あらゆる病気に対して治療法などない。(中略)貧困と無知さえなんとかできれば、病気の大半は起こらずに済むんだ」(映画より) 今朝の1日1映画は『赤ひげ』(1965年…

『人間の條件』第五部 死の脱出篇/第六部 曠野の彷徨篇(1961年 日本)

ここまで戦争を描いた映画ってないのでは。戦渦における人間性をリアルに描く。 一昨日と今朝の1日1映画は『人間の條件』第五部 死の脱出篇/第六部 曠野の彷徨篇(1961年 日本)を鑑賞。 梶(仲代達矢)の所属する隊がソ連軍の攻撃を受け、梶を含む三人を…

『人間の條件』第三部 望郷篇/第四部 戦雲篇(1959年 日本)

軍隊に訪れる悲劇の数々。その様相はクライマックスへ 昨日と今朝の1日1映画は『人間の條件』第三部 望郷篇/第四部 戦雲篇(1959年 日本)を2日続けて鑑賞。 労務管理の職を解かれ、関東軍に配属された梶(仲代達矢)は、連日の厳しい訓練に耐えつつも、…