『サブウェイ123 激突』(2009年 アメリカ)
デンゼル・ワシントン×ジョン・トラボルタの
地下鉄スタイリッシュ・アクション!
今朝の1日1映画は『サブウェイ123 激突』(2009年 アメリカ)を鑑賞。
ニューヨーク地下鉄。
1時23分列車がハイジャックされた。
ライダーと名乗る男(ジョン・トラボルタ)の要求は1000万ドル。
身代金を用意するのはニューヨーク市長、人質は19名、残された時間は59分間。
さらに、交渉相手にはただの地下鉄職員ガーバー(デンゼル・ワシントン)を指名。
犯人が仕組んだ完璧なシナリオ通りに「事件」が動き始めるが…。
1974年の『サブウェイ・パニック』をトニー・スコット監督がリメイクしたクライムアクションです。
ほんと、スタイリッシュですねー!
去年久しぶりにトニー・スコット監督の『トップガン』を見て、こんなにミュージックビデオ感あふれるオシャレ映像だったんだーと改めて思ったんですが、この映画もその感じがフルに発揮されていて。
お話は、地下鉄指令室に勤務するまじめな地下鉄マンの男が、地下鉄ジャック事件が起きてとんでもない目に合う「巻き込まれ系」映画。
地下鉄での人質を取っての立てこもりって、逃げ場がないのでどう考えても不利…。
でもそれを巧みなシナリオ&ミュージックビデオのようなカメラワークで犯人との交渉を描いてあり、あ、これぞハリウッド・マジックって感じです。
前半はほぼ地下鉄&指令室の2シーンで無線を使ってのやり取り。
普通なら飽きそうなもんなんですが、カメラが常に動いている。
クイックモーションからのスローモーション、ホイップズーム&アウト、空撮、そして人物を中心に据えてカメラが周囲を回る「回りトラック」がめちゃめちゃ多い。
これによって、密室劇ではあるんですが、緊張感が演出できて飽きないんですよね。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタなどのスターに、地下鉄アクション&カーアクションもふんだんに入れられていて、シンプルなお話だけど派手な映画。
株式操作の話もでてくるので、株式投資をやってる人には「あるある」な、くすっと笑えるシーンもあると思います。
出てくる電化製品がソニー製品のオンパレードだと思ったらソニーの映画でした。
カラーグレーディングはオレンジ&ティルト。
予算規模が違いすぎて自主映画としては真似できるシーンはそこまでないんですが、ラストシーンに登場するセリフの野球ネタは使えるかな。
地下鉄を使った犯罪が最近日本でもありましたが、想像するとちょっとぞっとしますけどね。
映画としては密室ならではのアイデアが面白かったです。
おすすめいただいたトニー・スコット監督作品の中から見てみました。
ありがとうございます。
↓予告編