「ジム・キャリーはmr.ダマー」(1994年 アメリカ)
アカデミー作品賞「グリーンブック」の監督の原点となる、2人の友情ものコメディー!
今朝の1日1映画は「ジム・キャリーはmr.ダマー」(1994年 アメリカ)を鑑賞。
ひょんな事から、一目惚れしたレディが空港にスーツケースを忘れるのを目撃したロイドは、相棒のハリーと車で彼女のいるアスペンへと向かう。
ところが、そのスーツケースの中には誘拐された彼女の夫の身代金が入っていた……。
ジム・キャリー主演によるスラップスティック・コメディー。
いやー、楽しい! じっくり面白という映画ではなくて、息つく暇もなく楽しいっていう方が正解な内容。
というのは、いつも分析のためノートにメモをしながら見ているんですが、書くのが追い付かないくらい小ネタが多いんです!
冒頭シーンのジム・キャリー演じるロイド登場シーンでの、おかっぱ頭に欠けた前歯っていういで立ちだけで持っていかれました
三四郎の小宮さんがテレビに出始めの頃、前歯が欠けた状態でキレ芸をしていましたよね。
初めてテレビ(ゴッドタン)に出る2日前、終電に間に合おうと駅まで走っていた時に転んで骨折して前歯も欠けて…ということがあり、その姿がウケたので、その後3年も前歯が欠けているのを直さなかったというエピソードを思い出します。
そして映画の流れがいいんですよね。
1つの出来事が思いがけない方向へ転がっていき、話が進むにつれて速さを増していく。
常識にとらわれない登場人物、テンポのよいバカバカしい会話、つぎつぎに事件が起きる波乱にとんだ出来事…まさに「スクリューボール・コメディ」です。
監督は「グリーンブック」(2018)で第91回アカデミー作品賞を受賞したピーター・ファレリー。
このような2人の友情を描く「バディもの」に長けていて、弟のボビー・ファレリーとともにファレリー兄弟としてコメディ映画を多く監督しています。
どの作品でも本物の障害者を障害者の役で必ず登場させていて、この映画にも2人登場。
作品中には良い障害者もいれば悪い障害者も出てきて、ちょっと差別的? と思わせるシーンもあるんですが、障害を個性の一部というスタンスで捉え、あくまでハンデキャップを持つ一人の人間として描いているのでアメリカの障害者からの支持は高いそう。
「ふたりにクギづけ」もめちゃめちゃ面白かったですしね。
「バディもの」としては、最高の作品です。
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