「ダンテズ・ピーク」(1997年 アメリカ)
かなりのスケールの火山パニック映画。
今朝の1日1映画は「ダンテズ・ピーク」(1997年 アメリカ)を鑑賞。
死火山“ダンテズ・ピーク”を調査しにやって来た火山学者ハリー。
調査の末、地殻変動の兆候を発見した。
仲間の研究者たちに知らせたものの信じてもらえなかった彼は、市長のレイチェルのもとに押しかける。
上司の反対を押し切って、避難を勧告するハリー。
だがついに、大地震が起こってしまった。
しかしそれも、大噴火の前触れにすぎなかったのだ……。
火山の噴火の驚異とそれに立ち向かう人々の姿を、最新のSFXを駆使した描いたパニック・スペクタクル超大作。
これ、結構怖いです。
火山の噴火、溶岩、土石流、噴石などのシーンはもちろんなんですが、個人的には川の濁流のシーンがすごいなと。
最近のパニック映画の重力などを超越した、どこからカメラを撮ってるの? みたいな感じではなく、90年代の映画ならではの、部分的にはリアルなセットで、カメラはここから撮ってますっていうのが分かるのが逆にリアリティーがあって、怖い感じがあるんですよね。
ストーリーは、いろんなことが起こりますが、基本には忠実。
人物描写や行動には逆にリアリティーはなくて、いやいや、それはありえんでしょっていうツッコミどころはあるんですけどね。
「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後には死んでしまう…」 というゆでガエル理論で、噴火が起きる前に街の人々を非難させる場面は、災害時に遭遇した場合のわが身に置き換えてしまいました。
富士山では2000年秋から噴火の予兆といわれる低周波地震が10倍ほどに増えているそう。
300年噴火していないスタンバイ状態の現在、何ができるのかを想像しておくのにはいい映画かもしれないです。
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