「ガキ帝国」 (1981年 日本)
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— キングレコード映像制作部 (@KING_VIDEO) May 20, 2015
紳助・竜介主演の青春バイオレンス
今朝は「ガキ帝国」 (1981年 日本)を鑑賞。
昭和42年。大阪ではキタの北神同盟とミナミのホープ会の二大グループが激しい抗争を繰り返していた。
そんな中、少年院帰りのリュウと仲間のケン、チャボは、徒党を組むことを良しとせず、自由に生きることをモットーとしていた。
やがて、ある事件をきっかけに3人はホープ会を叩きのめし……。
万博を3年後に控えた大阪を舞台に、ケンカと遊びに明け暮れる少年たちを描いた青春バイオレンス。
井筒和幸監督で、アート系映画の製作・配給の映画会社、ATG(日本アート・シアター・ギルド)の製作です。
学生時代、ATGの映画が好きで結構見ていて、その頃たぶん見てるんですけど、忘れているので久しぶりに。
うーん、なるほど。
「ガキ帝国」というタイトルそのままの、まさに荒削りで、幼稚で、不器用で、だけど生きるのに必至で…という世界観を、映画として派手な演出なく、等身大をそのままフィルムに収めましたという感じ。
今朝、新作自主映画の立ち回りの稽古だったのですが、その現場で行った、見せ場のある「殺陣(たて)」とは正反対の、思いのままに殴る蹴る、引きのカメラでわちゃわちゃやってる喧嘩の全体像を撮るなど、撮り方までもが等身大。
登場人物が多すぎて、関西弁も強くて、コリアン(韓国語というよりは朝鮮語なのかな?)も飛び交い、よく分からなくなってくるんですが、仲間を守ったと思ったら突然失うような出来事が日常茶飯事という毎日を生きる高校生のヒリヒリするような感覚は伝わってきます。
紳介・竜助の演技は迫力があるというよりは面白いんですが、上岡龍太郎や大杉漣の若かりし頃が拝めてそれも楽しい。
テロップの出し方などは、ちょっと「仁義なき戦い」っぽい感じがありますね。
不良の仕草なども映画製作の参考になります。
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