「ゴッド・ファーザーPART2」(1974年 アメリカ)
戦国武将もマフィアも、
トップは孤独になりがち。
今朝の1日1映画は「ゴッド・ファーザーPART2」(1974年 アメリカ)を鑑賞。
フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作「ゴッドファーザー」のシリーズ第2作。
前作でマフィアのコルレオーネ・ファミリーの首領となったマイケル(アル・パチーノ)の苦悩の日々と、彼の父ビトー(ロバート・デ・ニーロ)の若き日を交錯させながら描いてあります。
お父さんの時代は、悪いことをしてもまだ混沌とした時代背景や人情があって、生きるために仕方ないのね、っていうことで理解ができたんです。
2代目の息子がドンとなると、お父さんが築き上げてきたものを、新しく生まれ変わらせて勢力を拡大する「欲」が出てくるんですよね。
いろんな画策はするんですが、やり方が手荒く、周りがついていけなくなって、マイケルはどんどん孤独さが増していく。
織田信長や徳川家康も身内を殺害してまで領土や家臣団を守った人物ですが、このPART2を見ていると、コルレオーネ・ファミリーも同じ感じがあって、勢力を拡大していくほど疑心暗鬼になっていく様が見受けられます。
映画としては、登場人物が多く、ストーリーも複雑で、理解するのは結構大変ですが、印象深いシーンはたくさんあって勉強になります。
映画は3時間22分あり、衝撃的なシーンもあるので、心と時間に余裕がある時におすすめします。