「オーシャンズ12」(2005年 アメリカ)
雰囲気は最高にかっこいいんですけどね…。
今朝の1日1映画は「オーシャンズ12」(2005年 アメリカ)を鑑賞。
主人公ダニー・オーシャン率いる犯罪スペシャリスト集団の活躍を描いたシリーズの続編。
舞台をヨーロッパに移し、「ファベルジェの卵」を巡って怪盗「ナイト・フォックス」と対決します。
登場人物が多く、前作で混乱したので、今回は吹き替え版で見ました。
「オーシャンズ11」の雰囲気を踏襲しながら、刑事と攻防やカメオ出演の俳優など、見どころはたくさんあります。
だけど、今回もテンポが良く、音楽に乗ってお話がどんどん進むので、雰囲気はスタイリッシュでカッコいいし、面白いシーンもあるんですが、ちょっとお話の展開についていけない…。
演出に緩急がないんですよね。
人間ドラマもあることはあるんだけど、その分薄くなってしまう。
みんなゆっくりしてない。慌ててる。
ご飯も常に動きながら、何かしながら食べてたり。
ドロボーという、追われる身だから仕方ないんですけどね…。
基本的な構成、ワクワク感、大スターの起用など、見た目の分かりやすさはしっかりあるので、世界的に見たら、文化を問わず支持されるのかも、とは思います。
これを徹底して行っている「オーシャンズ8」のほうが好みです。
個人的にはカメラワークに注目。
ズームがすごい多様されているんですよね。
360度でのフォローパンも面白い。
テンポの良い音楽と多様なカメラワークは勉強になります。