「アンツ」(1998年 アメリカ)
意外に深い、豪華キャストによるアリさん3Dファンタジー。
今朝の1日1映画は「アンツ」(1998年 アメリカ)を鑑賞。
働きアリとして生まれた運命に疑問を抱くZは、バーにお忍びでやって来た王女バーラにひと目惚れ。
彼女に会いたい一心で、兵士アリの親友ウィーバーと入れ替わり、歓兵式に出席するが…。
ストーリーのひな形は、一庶民と王女が恋をする「アラジン」に似ています。
それを軸に、アリというミクロの世界を人間社会にとらえて、個人主義と全体主義、自由と束縛、治安維持のための軍、インフラ整備のための労働などを入れ込み、「社会における個人のあり方とは?」「幸せな生き方とは?」を考えさせられる内容となっていて、意外に深い。
「ファインディング・ニモ」と同じく、アリの世界を脅かしたり、食べ物を与える存在として人間も出て来るので、私たちが普段歩いている地中で、こんな世界が広がっているのかも、と実にファンタジックな気持ちにさせられます。
構成は、主人公が現在から過去を振り返るナレーションから始まり、ラストもこれまでの変化をナレーションで語る流れ。
ハラハラドキドキさせられながら小さなエピソードが回転していき、命がけのいろんな体験を経て主人公が成長していく姿が描かれています。
神経質で気弱な文句ばかり言っている働きアリの主人公Z(ジー)の声を、映画監督のウディ・アレンが演じていて、役どころがぴったり。
他にもシャロン・ストーン、ジーン・ハックマン、シルベスター・スタローン、ジェニファー・ロペス、など豪華キャスト!
吹き替え版しかなかったので見られなかったんですが、ぜひ字幕版が見てみたいです。
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