「スクリーム2」(1997年 アメリカ)
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怖がらせアイデア満載+心理描写も巧み。
人気ホラーシリーズ第2弾。
今朝の1日1映画は「スクリーム2」(1997年 アメリカ)を鑑賞。
あれから2年-。
大学生となったシドニーは、凄惨な事件を忘れ、楽しい学生生活を送っていた。
そんな中、事件の顛末を記した本がヒットし、映画化される事に。
その映画の試写会場で、かつての事件と酷似した殺人事件が起こる…。
1の続編で、ユーモラスさを交えつつ、登場人物のその後がまた一転二転していきます。
ホラーの基本「閉鎖的空間」で「いかに怖がらせるか」ですが、そこはきっちり押さえつつも、続編ということでまたかなり凝った考えられた空間であり、怖がらせ方。
犯人の意外性や、場所的には映画館、劇場など「劇場型犯罪」そのものの展開になっていて、その空間ならではの装置(映写機や照明)や小道具(非常用の斧。アメリカの建物には斧が常備してある)が巧みに使われ、練りに練られた演出が面白いです。
単に怖がらせるだけでなく、殺人鬼に追われる人の心理や犯人の動機などをセリフでちゃんと説明してあるので、人間ドラマ的要素もあり、味わい深い。
ただ1での登場人物の行動を忘れていると、「この人、1ではどういう結末だったっけ?」という思い出す作業が加わるので脳内でちょっと整理が必要になりますけどね。
劇中劇として映画化された映画の主演がトリ・スペリングというのもなんだかしっくり(ビバリーヒルズ高校白書・青春白書のドナ役でおなじみ)。
ホラー映画を見ると、その巧みなアイデアを知ることにより創意工夫の勉強になりますね。
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