「ムーラン」(1998年 アメリカ)
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父のために戦うヒロイン!
東アジア的価値観を描くディズニーアニメ。
今朝の1日1映画は「ムーラン」(1998年 アメリカ)を鑑賞。
父の名誉を守るため、命を賭けて戦った中国の伝説の美少女「木蘭」の物語をディズニーがアニメ化。
フン族の軍勢に苦しむ戦乱の中国。
皇帝は各家から一人の兵士を出すように命じる。
ムーランは、老いた父親に代わって軍に兵士として加わることを決意。
髪を切り名前をビンと変え、勇猛な兵士に変装する。
ムーランは過酷な訓練を経て、戦場で目をみはる大活躍を繰り広げ…。
たしか広島国際アニメーションフェスティバルでも上映されたと思うんですが、映画祭スタッフをしていたので裏でバタバタしていて上映は見れず…。
初見です。
なるほどー、韓国ドラマでよくある、男の世界に男になりすまして入り込み、その中のリーダーと恋に落ちる…的な展開です。
こういうお決まりのストーリーはそれだけで面白いんですが、注目したのはアジア的価値観。
先祖を祀り、先祖に願いを祈り、何かやらかしたらご先祖様に面目なく思い…。
この映画の中で、あらゆる登場人物が口にします。
この「ご先祖様」という「祖先崇拝」の価値観は、特に東アジアに顕著に見られる考え方。
それを、国民の8割がキリスト教の国・アメリカのディズニーがこの映画を作っているということで、画風がオリエンタルなではなく、東アジアの精神性や考え方を全面に押し出していることが分かります。
これってかなり、東洋を意識していて、マーケットを東アジアに向けた作りになっているんですよね。
キリスト教圏やイスラム教圏の人々がこの映画を見て、登場人物たちのこの考え方をどう感じるのかっていうところが知りたいです。
それにしても戦うヒロインはかっこいい!
中国はもともと男女平等な感じはありますが、この映画でもそういう面を押し出されていますね。
昨年、コロナの影響で劇場公開がなくなり、配信のみとなった実写版の「ムーラン」は未見です。
こちらもぜひ配信で見てみたいと思います。
↓予告編
↓U-NEXTで見ました。
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吹替版
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