「ピンクパンサー」(2006年 アメリカ)
上品と下品のバランス
今朝の1日1映画は「ピンクパンサー」(2006年 アメリカ)を鑑賞。
ブレイク・エドワーズ監督&ピーター・セラーズ主演の同名人気シリーズをスティーブ・マーティン主演でリメイク。
サッカーのフランス代表チームの監督が何者かに殺害され、彼が身につけていた高価なダイヤの指輪“ピンクパンサー”が盗まれる事件が発生。クルーゾー警部が捜査に向かう…。
ヘンリー・マンシーニのテーマ曲や、ピンクの豹はよく知ってるんですが、映画はまともに見たことがなく…。
本当は、初期シリーズで、先日見た映画「チャンス」のピーター・セラーズが主役の方が見てみたかったんですが、とりあえずリメイク版を見てみました。
全編おバカでベタなギャグのオンパレードで、体を張ったドリフのようなどたばたコントが続きます。
コントに時間が掛けてあるので、ストーリーはきわめてシンプル。
007をモチーフにしたカッコいいシーンもありますが、いかに多種多様なギャグを繰り出すか、っていうところが見物です!
舞台がパリとニューヨークで、フランス語と英語(途中で中国語も)などに苦労する主人公が出てくるんですが、吹き替え版しかないのが残念。
補佐役のジャン・レノのフランス語も味わえず…。
サッカー監督の恋人役に人気絶頂のビヨンセが出ていて、歌姫として美声を聞かせてくれています。
ちっちゃい車・スマートで2人が街を美しいパリの街を駆け巡る様子や、部屋の豪勢な美術も見応えがあり、ギャグは下品だけど、美術や衣装は上品という、品のバランスもいい。
意外にも贅沢な気分が味わえる映画です。
予告編↓
↓U-NEXTで見ました。