「イングリッシュ・ペイシェント」(1996年 アメリカ)
アカデミー賞で9部門を受賞した
壮大なスケールの人間ドラマ
今朝の1日1映画は「イングリッシュ・ペイシェント」(1996年 アメリカ)を鑑賞。
撃墜されたイギリスの飛行機から、全身に火傷を負った男が助け出された。
記憶を失っていたために“英国人の患者”と呼ばれることになった彼は、収容された野戦病院で看護婦ハナの介護を受け、少しずつその記憶を回想する。
それは人妻との、砂漠での熱狂的な恋の物語だった……。
2時間42分の大作です。
物語の舞台は1944年前後ですが、主人公による1930年代後半の回想が要所要所に挟まれてあり、過去と現在の人物の関係は少し整理が必要。
原作もので、読んでないと部分的に分かりづらい演出がある気もします。
だけど、原始的かつ本能的な要素があり、全体的には分かりやすい。
砂漠というカラッカラの灼熱や砂嵐の厳しい環境下で、男女が魅かれていくシーンは、人間も水分で出来ているので、本能的にお互いを求めてしまう場面設定として秀逸だと思いました。
また戦争に脅かされている設定も、生命の危機から逃れたいという原始的な欲求ともいえます。
多人種が兵隊や学者、看護士などで戦争に関わり、「地図のない世界へ」などのセリフから、世界平和を訴求する暗示にも受け止められ、アカデミー賞作品賞に輝いたのもうなずけます。
良いセリフや場面もたくさんあるんですが、終わらなくなるのでこの辺で。
予告編↓
↓U-NEXTで見ました。
↓アマゾンプライムビデオにもあります。
(字幕版リンク)(吹替版リンク)
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