カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

「フォレスト・ガンプ 一期一会」(1994年 アメリカ)

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口だけのヤツより、

行動するヤツが一番強い。

今朝の1日1映画は「フォレスト・ガンプ 一期一会」(1994年 アメリカ)を鑑賞。

頭は少し弱いが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプ
彼の数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねて描き出していくヒューマンドラマ。
第67回アカデミー賞で作品賞ほか6部門を受賞。
前回見た時は、何も考えず見てたんですが、今回、脚本や構成の観点から見てみると、やはりそれなりに発見が。
主人公は、不器用だけど、足が早く、思い込んだら突き進む特殊能力の持ち主。
まっすぐに生きてたら、あれよあれよと人生が回っていくミラクルストーリー。
これって、「スパイダーマン」などのスーパーヒーローものとなんとなく似てるんですよね。
ヒーローものの場合は、気弱な主人公が、後から特殊能力を身につけるんだけど、フォレスト・ガンプの場合は、最初から特殊能力がある。
何ものにも惑わされないまっすぐな気質ゆえ、それが仇(あだ)となることもあるんだけど。
その瞬発的行動力や他人に対する愛情の深さは、常人では真似できない域のもので、ぶつくさ言う前に率先して行動するフォレストの姿を見ていると、小さなことで悩んでる自分がバカバカしく思えてくる効果があります。
それに加えて、この映画に重厚感を与えているのが、60年代〜80年代に起こるアメリカ現代史。
大統領の暗殺やベトナム戦争、ヒッピームーブメントなど、当時の映像と合成して、主人公が歴史の一場面に登場するシーンが多用されています。
大物政治家にも屈託なく接し、歴史や権力に翻弄されない強靭ぶりに、拍手喝采な、我々庶民の代弁者とでもいうような爽快感があるんですよね。
監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作を手がけたロバート・ゼメキス
迫力ある戦争シーンから、写真に写る時は必ず半目というコミカルなシーンまで、人生10回分ぐらいの出来事が起こる、いろんな要素がてんこ盛りの愛すべき映画です。

アマゾンプライムビデオで見ました(字幕版)
↓吹き替え版もあります。
予告編