「マイノリティ・リポート」(2002年 アメリカ)
「未来は自分だけのもの。
望めばどうにでも変えられる」
(映画より)
今朝の1日1映画は「マイノリティ・リポート」(2002年 アメリカ)を鑑賞。
2054年のワシントン。
予知能力者が未来の殺人を予知、犯罪予防局が未然に逮捕している。
犯罪予防局のアンダートンは、自分が犯す殺人を予知され、一転して追われる身に。
監督はスティーブン・スピルバーグ。
未来都市を舞台に、捕らえる者と捕らえられる者が入れ替わったり、ストーリーが二転三転したりと、構成が複雑ではありますが(セットアップに40分!)、娯楽作品として面白いことは面白いです。
ですが、「犯罪を未然に防ぐために逮捕」というのは、やっぱりいろんな面で矛盾があるんですよね。
犯行を犯す寸前で気持ちが変わったら…。
行き過ぎた管理社会への警告ともいえる作品ではあります。
冷静に見ると、お話としてもあれれ⁉︎ と思う点も多々あるので、大迫力の映画館で観た方がスカッと楽しめる気もします。
画質がざらっとした感じで、「時計仕掛けのオレンジ」「ブレードランナー」の名シーンがオマージュとして出てくるのと、要所要所でクラシック音楽が使用されているのも印象的です。