「第9地区」(2009年 アメリカ)
SFだけど人間ドラマの要素たっぷり!
南アフリカのスラム地区が舞台。
UFOから来たエイリアンが暮らしていて、彼らを抑圧する人間とのSFアクション。
だけど、ドキュメンタリータッチで超リアル!
作品世界に自然と入り込めるし、描いている内容もエイリアンと人間の共存、武器の利権、DNAの人体実験、親子愛、夫婦愛、マフィア、ロボット、と多彩な要素を見事に絡ませ、最後までハラハラドキドキ、見逃せない。
監督は南アフリカ出身で、かつてのアパルトヘイト政策が反映された作品だそう。
現代においても、エイリアンを難民や移民などの弱者と見ると、現実の社会で起きている問題と捉えることができます。
見終わった後に主人公よりも、エイリアンの気持ちに寄り添うことができる映画です。