カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

「メン・イン・ブラック」(1997年 アメリカ)

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By The poster art can or could be obtained from Columbia Pictures., Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=6401105


チャラチャラしているのに、できる人

って好感です。

今朝の1日1映画は「メン・イン・ブラック」(1997年 アメリカ)を鑑賞。

主演はトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。
地球上に存在する宇宙人を監視する秘密組織「MIB(メン・イン・ブラック)」の活躍を描くSFアクションコメディ。
去年見たんですけど、シナリオ構成の視点から再鑑賞してみました。
性格が真反対のキャラの2人のタッグって、それだけでドラマが成立するくらい、シナリオが面白くなる1要素。
特にウィル・スミスのキャラは、ラッパーのような原色ファッションに身を包み、一見「だり〜」とか言いそうな雰囲気なんだけど、動きや思考が素早く、容疑者を追い詰める能力のある優秀な刑事。
さらに、喋るとツッコミ芸人のような面白さ。
このギャップですよね。
人に魅力を感じさせる最大の要素である「ギャップ」を、うまく取り入れています。
また、主人公が2人いることによって、見どころを2つ描くことができる。
特に映画冒頭に説明シーンとして、ハッとさせられるような「つかみ」を各々2シーン入れてあり、見ていてドキドキが倍増するんですよね。
この「静」(トミー・リー・ジョーンズ)と「動」(ウィル・スミス)が、エイリアンに立ち向かうんですが、伏線の置き方、回収の仕方が気持ちいい。
猫や犬も登場していて、かなり重要な役どころをこなしていて。
上映時間が1時間37分と短めだけど、SFという異質な状況説明だけど無駄がなく、スーッと入り込め、後半の見どころはラスト30分にギュッとまとめてあるので、全体的にシンプルでダラダラせずに見終えることができます。
この構成力は制作総指揮がスティーブン・スピルバーグだからなのか、脚本がエド・ソロモンだからなのか分からないですが、原作がコミックで、ある程度の下地があるからなのかもと思ったり。
「2人タッグもの」について、他にもこれから見てみたいと思っています。

アマゾンプライムビデオで見ました(字幕版)
↓吹き替え版もあります。
予告編