『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年 アメリカ)
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アンチヒーロー、ダース・ベイダーの少年期を描く。
今朝の1日1映画は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年 アメリカ)を鑑賞。
ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービ。
彼らは平和な惑星ナブーの危機から女王パドメ・アミダラを救出する。
その後惑星タトゥイーンへ立ち寄った二人。
そこで9歳の少年アナキン・スカイウォーカーと出会う。
その少年に特別な力<フォース>を感じとるのだが、その頃、謎の敵ダース・モールがジェダイ抹殺の為に動いていた…。
秘められたフォースの力を宿す少年アナキン・スカイウォーカーが、やがて銀河を震かんさせるダースベイダーになるまでの姿を描く3部作の第1部です。
『トレインスポッティング』のユアン・マクレガー、『シンドラーのリスト』リーアム・ニーソンが出てるー!ぐらいの知識で鑑賞。
スター・ウォーズファンではないので、冒頭の専門用語のやりとりの部分はちょっとっつきにくいのですが、CGのキャラクターがふんだんに取り入れられ、映画が進むにつれ、ぼんやりとしていたものが明確になり、どんどん引き込まれました。
単体の映画として見ると、前半の設定説明が非常に長く、主人公の少年が出てくるのは33分後。
この大河ドラマのような長い物語は、これくらい説明がないと分からないっていうことなんでしょうね。
面白い映画の条件として、通常10~15分以内に主要主人公が全員登場しているというのが理想ではあるんですが、ちゃんと最初のつかみ(毒ガス攻撃に、息を止めるだけで突破するのは笑えます)として見せ場を作っていて、飽きさせませんね。
子供が操縦する戦闘機レースのシーンから最後の方のライトセーバーでの戦いまで、魅せるシーン満載です。
個人的に面白いなと思ったのは衣装やメイク。
アジアや東洋のイメージがいろいろ入れ込んであるんですが、アミダラ女王( ナタリー・ポートマン)の衣装は日本の着物やゴスロリ調、メイクは韓国伝統の婚礼の髪型にほっぺたとおでこに赤い点を付ける「연지곤지(ヨンジコンジ)」、ヘアスタイルはモンゴルの花嫁というアジアンミックス。
いろんな要素をミックスしているところがオリエンタルでミステリアスな雰囲気を醸し出していて、非日常の独特の世界観を作り上げている気がします。
それからこの映画はキリストの誕生のような内容もあって、そんな神の子のような男の子が、のちにどのように帝国の支配と恐怖の体現者「ダース・ベーダー」になっていくのか気になります。
スター・ウォーズは全部見ないと分からないように作っているんでしょうね。
うまいなぁ、ルーカスさん。
少しずつ見ながら理解できたらなと思っています。
↓予告編