カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

『ツイン・ピークス』(1990年 アメリカ)

By Uploaded by ChuckyDarko, captured from the Twin Peaks Season One Region 2 DVD. Reduced version made and uploaded by TAnthony., Fair use, Link

90年代に一世風靡した伝説のTVドラマ

今朝の1日1作品は『ツイン・ピークス』(1990年 アメリカ)を鑑賞。

アメリカ北西部の小さな町ツイン・ピークスで、ある日、ビニールに包まれた少女の死体が発見される。

被害者は地元の高校に通う17歳のローラ・パーマー。

町で評判の優等生だった彼女に何があったのか?

事件解決のため派遣されたFBI特別捜査官クーパーはいくつかの謎めいた手がかりを発見する。

しかし捜査が進むにつれ、ローラをめぐる人々の意外な一面が明らかとなり、事件はさらに複雑な様相を呈してくる…。

鬼才デイヴィッド・リンチ監督が90年、初めて挑んだ群像劇ミステリーTVドラマで、当時は日本でもものすごいブームで社会現象になりましたよね。

ローラの美しい死に顔とFBI捜査官役のカイル・マクラクランの冷静沈着なイメージが印象的なこの作品、見た記憶はあるんですが、まったく忘れていますので、白紙の状態で楽しめます(笑)。

今朝見たのはシーズン1の第1話(93分)。

全8話ありますので、構成として110分の映画で換算すると、OPイメージ、セットアップ(テーマの提示)、きっかけ、みんなで悩む、に差し掛かったあたりです。

登場人物を前半最初に出すタイプの作品なら、「この中に犯人がいます」という時点。

なので、ストーリーについては何にも語れません…。

印象としては、やはり要所要所で流れるテーマ曲とBGM的に挿入される音楽。

今でもよく耳にする曲ですが、ギターのピッキングで演奏される低い主旋律にふわっとしたストリングスが入っているテーマ曲は、メジャーコードなんだけど、ゆったりとした中に不穏な雰囲気が潜んでいるんですよね。

その音楽の雰囲気と、高い山がそびえる木工業を主体としたのどかな街に潜む犯罪という、表に見ているものと裏に渦巻く実情にギャップがあり、それは人間の表と裏を象徴していて、これからどんなことが暴かれていくんだろうという静かな期待感をあおられます。

それから不思議なものがテーブルに置いてある。

大きなシカのはく製の首とか、綺麗に並べられたドーナツの山とか。

無視できないようなインパクトのあるものを前にして、普通にしゃべっている登場人物たちという画が、「コントですか?」というシュールな世界観があって面白いです。

これらも伏線になるのかもとも期待をあおられます。

面白さはこれからなのでしょうか、とにかく劇中で出てくるチェリーパイとドーナツが食べたくなる作品です。

↓予告編

 
 

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