『ザ・ファーム 法律事務所』(1993年 アメリカ)
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陰謀に巻き込まれる新人弁護士・トムの理知的な復讐。
今朝の1日1映画は『ザ・ファーム 法律事務所』(1993年 アメリカ)を鑑賞。
全米でもトップクラスの法律学校を優秀な成績で卒業したミッチは、ある法律事務所からの内定を受け取る。
数いる優秀な生徒の中からたった一人自分にだけ白羽の矢を立てたその事務所は、他とは比較にならない最高の労働条件を彼に提示してきた。
二つ返事で了承した彼だったが、その事務所には知られざる裏の顔があった……。
原作は800万部以上の大ベストセラー小説を元にしたトム・クルーズ主演の法律サスペンスです。
2時間35分の映画で、人間関係が複雑ですこし分かりにくく、中盤まではちょっと…と思いましたが、中盤からがドドーッと展開して、面白い。
テーマも「事件」「夫婦」という2つが軸としてあり、前半はその状況設定にかなり時間を費やしているんですよね。
なので、普通の映画の構成と違っていて、だいたいの映画では主人公が悩みにぶち当たるのが映画が始まって15分~20分あたりなんですが、この映画では主人公が悩みだすのが1時間後。
そこから前半の伏線を回収しながら話が加速しながら展開していきます。
後半は、トム・クルーズのミッションインポッシブルのようなアクションがあったり、『ピアノ・レッスン』の主演、ホリー・ハンターが、ド派手な金髪でチェーンスモーカーの秘書を演じて大活躍したりとキャストの演技は結構見ごたえがあります。
1993年のアカデミー賞では、ホリー・ハンターはこの作品で助演女優賞、『ピアノ・レッスン』で主演女優賞のW受賞という快挙も。
個人的にはシナリオが秀逸だなと感じます。
観客の予想をいい意味で見事に裏切っていくセリフや展開があって、アッと言わされるのと同時に推進力があって魅せるんですよね。
照明や音楽も怪しい場面には不安をあおるジャジーなピアノ曲や影を使っていて、非常にマッチしている。
犬や汗などの使い方も絶妙で。
このシナリオ、勉強になりそうなので、もう一回じっくり見たいです。
↓予告編