カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(2014年 アメリカ)

By http://www.impawards.com/2014/captain_america_the_winter_soldier_ver7.html, Fair use, Link

アメリカの強さを象徴するかのような
裏切りと陰謀が渦巻くアクション大作。

今朝の1日1映画は『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(2014年 アメリカ)を鑑賞。

アベンジャーズの戦いから2年。

アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。

巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー"が立ちはだかる…。

のちのアベンジャーズシリーズを手掛けるアンソニー・ルッソジョー・ルッソ兄弟による全世界大ヒット・アクション超大作です。

マーベル初心者として、以前、前作の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』を見るといいですよとおすすめされて見たんですが、あれはすごく分かりやすくて面白かったです。

今回はその続編ということですが、この作品から見始めてもいいように、「キャプテン・アメリカ回顧展」のシーンで、キャプテン・アメリカとは?という解説があって、非常に分かりやすい作りになっているなと思いました。

伏線もたくさんあって、前半のセリフが後半で回収されていく場面は楽しい。

ただ、全編すごくテンポが速く、激しいカーアクション、3.11のようなビルへの攻撃、肉弾戦のアクションシーンが続き、見ごたえはあるんですが、なんかね、休めないんです…。

緩急だと、急の連続という感じで。

なので、主人公は人間なのに、人間味があまりないんですよね。。。

衣食住をすっとばしてあって、多分食事のシーンとか寝てるシーンとかは皆無。

窮地を脱する方法も割とさらっとしていて、主人公があまりもがかない。

ご都合主義というとファンに怒られそうなんですが、歌でいうと、イントロ、Aメロの次にBメロがなくて急にサビになるというか。

Bメロというクライマックスへの導線であるタメがあることによって、サビで解放されて気持ちよく歌えるというのがあると思うんですが、跳び箱で言えばジャンプ台がなくても跳べますよ、みたいな感じ。

そのタメ(葛藤やピンチ)を描くことで説得力が付き、次の見せ場であるアクションがより一層輝くと思うんですが、そのジャンプ台のバネが弱いために、見ていて鑑賞者である私自身の気持ちも上がらない感じになっちゃうんですよね。

私にはスパイダーマンの方が欠点や人間味があって、葛藤などのタメもあり、共感できる気がします。

でも逆にこのクールさがファンにとってはたまらないのかもしれないですね。

作品としては「アメリカ=無敵」を押し出してある。

ブラック・ウィドウの言う「確かに今世界は無防備よ。そうしたのはこの私達。でも世界を守る力を持っているのも私達よ。私を逮捕したいならすれば。逃げも隠れもしない」というセリフ。

他にも敵としてロシアやナチスなどを象徴した設定があり、キャプテン・アメリカというキャラクターは世界の警察であるアメリカという国を擬人化した作品なんだろうなと思いました(今はその図式が崩れつつありますが…)。

エンドロールが終わっても気が抜けない、次作な気になる作りは楽しい。

3作目もいつか見てみたいと思います。

↓予告編

 
 

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