『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年 アメリカ)
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韓国ドラマのような展開!
全世界の人が面白いと思う映画ってこうなのね。
今朝の1日1映画は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年 アメリカ)を鑑賞。
デス・スターを破壊された帝国軍は反乱軍を容赦なく追い続けていた。
反乱軍が氷の惑星ホスから撤退すると、ルーク・スカイウォーカーは惑星ダゴバに行く。
そこには隠れ暮らしていた伝説のジェダイ・マスターのヨーダがいたのだ。
一方、ダース・ベイダーはベスピンのクラウド・シティで若きスカイウォーカーをダークサイドへ引き込もうと目論む…。
大ヒットSFシリーズ「スター・ウォーズ」の第2作です。
スター・ウォーズファンというわけではなく、先日見た第1作の続きね、ってぐらいで、時系列やキャラがそんなに分ってない超初心者なので、そんな人が見た感想です。
全体的に分かりやすい作りですねー。
予算は約35億円に対し、約620億円(ともに日本円換算)の興行成績があったという大ヒット作。
老若男女問わず、世界のあらゆる価値観を持った人々が見て楽しいと思う作りにしてあることが分かります。
たとえば、見た目でいい人と悪い人が分かりやすい、全編に途切れなく流れる音楽で登場人物の感情や出来事の補佐をしている。
また、悪い人から命を狙われる、高い所から落ちる、手や足を怪我&機械が壊れる、好きだからキス、親子愛、素直な気持ちをそのままセリフで言う、など。
普段我々が脳の海馬や偏桃体などの大脳辺縁系で考えているような、無意識に考えているであろう本能的、原始的に分かることを、あえて見せてあります。
たぶんそれがあらゆる人の入り口になって、それだけでは満足できない人たちのために細かい設定があり、前頭葉で考えてそれらを発見しトリビアを見つける喜びを見出せるという「第2段階」も用意されている。
そう考えると、作りとして深いというか、商品のマーケティングにも近い戦略をなされているんだなーということが分かります。
で、この作品の一番の衝撃は、後半にやってくる、最大の敵の正体。
韓国ドラマみたいですよね💦
良い脚本には物語の推進力や次の展開を予想させる力があるといいますが、ここは、その予想をいい意味で最大値で裏切られる、アドレナリンがどばーっと出る瞬間で、これぞ映画の醍醐味だーっていう感覚を覚えます。
韓国ドラマだったら、ここでストップモーションになって、次回に続くってなるんですけどね。
面白い映画は、映画の後の展開も練られてる。
映画というエンターテインメント産業の勉強になりますね。
↓予告編