『恋は邪魔者』(2003年 アメリカ)
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ビッグバンドジャズ、ミュージカルが楽しいロマンティック・コメディ!
今朝の1日1映画は『恋は邪魔者』(2003年 アメリカ)を鑑賞。
“女に恋は必要ない!”とうたった本『恋は邪魔者』を執筆し、一躍、時の人となったバーバラ(レニー・ゼルウィガー)。
その本のおかげでプレイボーイを廃業に追い込まれた記者キャッチャー(ユアン・マクレガー)は、バーバラに恋の罠を仕掛け、彼女の主張は嘘だと暴露しようとするのだが……。
『イエスマン』『アントマン』シリーズのペイトン・リード監督によるロマンティック・コメディーです。
レニー・ゼルウィガー主演『ブリジット・ジョーンズの日記』、ユアン・マクレガー主演『トレインスポッティング』にドはまりしていた頃がある者としては、どういう姿見れるのか楽しみに鑑賞。
昨日の映画はどんよりでしたが、今朝は超絶晴れてます!
女性が男性と同じように愛から解放して生きることを提唱した本を出版した女流作家と、彼女を出し抜こうとする男性編集者の駆け引きが楽しい。
よくある展開に一ひねりあって、いい意味で騙されます。
全編ミュージカルのようなビッグバンドジャズと、コロコロと着替えまくる100着ものカラフルな衣装が華やかですね。
時代設定が1960年代のニューヨークなんですが、その作品スタイルは、1960年代初頭、性的シーンが規制されていた時代の「ノーセックスセックスコメディ」と呼ばれる作品群をオマージュ的に踏襲。
技法としては、その頃からよく使われていた「スプリットスクリーン」という、画面を分割する方法が効果的に使われています。
当時の映画では、男女が一緒の場所でイチャイチャする映画は、モラルに反するといって規制されていたため、別々の場所にいる2人が親密さを表す方法として使用。
それをこの映画では、逆に対立する二人の行動を分割して描かれています。
とはいっても親密さが描かれていることには違いはないんですけどね。
その他、カットつなぎのイメージの連鎖、心模様を天気で表現なども。
華やかな音楽やキュートな主人公は、『奥様は魔女』のような世界観が好きな人は好きだと思います。
楽しい気分になりたい時にぜひ♪
PS:レニー・ゼルウィガーがコメディーを演じると、コメディーが得意な韓国の女優キム・ソナを思い出しますね。
↓予告編