カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

「マネーボール」(2011年 アメリカ)

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貧乏球団が金持ち球団に勝つためには?
まるでカープの物語を見ているような気持ちになれます。

今朝の1日1映画は、日本ハム新庄剛志新監督への思いをはせながら「マネーボール」(2011年 アメリカ)を鑑賞。

メジャーリーグオークランド・アスレチックス」のGM(ゼネラルマネージャー)、ビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピット主演で映画化。

弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描いてあります。

スカウトとか球団運営とか詳しくないんですが、この映画は面白い!

カープファンが見ると、特に面白いと思うんじゃないでしょうか。

というのも、この映画で描かれているアスレチックスとカープは似たところが多いんですよね。

野球のデータを統計学的見地から客観的に分析する「セイバーメトリクス」という分析手法。

2000年代のアメリカで、貧乏球団が金持ち球団に勝つための方法として生み出されました。

いわゆる、年俸の高い走攻守揃った能力の高い選手を揃えるのではなく、年俸が低く怪我をしたり高齢だったりと一人一人の能力は限定的だけど、専門能力を育成し、3人で1人分ぐらいの能力としてコツコツ塁に出して繋いでいく野球を目指すというもの。

低年俸選手のスカウト、早い時期からの複数年契約、年俸が高くなるとFA&トレードなども徹底して行います。

見ていると、まるでカープのような気が。

「三本の矢の教え」にも通ずるチーム野球です。

とはいえ、スポーツって人間がやることで、精神論、根性論もいまだ根強いし、いくらデータでも逸脱することもあるので、一概には言えない部分もあるんですが。

今でこそ日本ハム千葉ロッテなど、日本のチームでも積極的に取り入れている手法ですが、当時のメジャーリーグ界の反発はすごかったのが分かります。

映画としては、元野球選手でGMのビリー(ブラット・ピット)の活躍と挫折、苦悩が描かれているんですが、キャラクターの描き方が面白い。

大柄な態度で、いつも机に足を上げたまま何か物を食べながらしゃべるし、切れたら物をぶち壊し…でも選手を見抜く実力はあり権力を握っているという。

ビリーを支えるデータ分析のエリート補佐ピーターもいい味を出しています。

GMという仕事を知るいい機会となりました。

これからカープが負けても佐々岡監督を責めたりできないです(…もっと偉い人の責任かもなので)。

カープにおけるGMって誰なんでしょう? スカウト部長? 編成部長? やはり松田オーナーの意見が強いのでしょうか?

派手なパフォーマンスで人を魅了する新庄監督ですが、意外にも教えるのがうまいと評判が。

4月からのパリーグも面白くなりそうですね。

↓予告編

アマゾンプライムビデオで見ました。

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