「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年 アメリカ)
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二重構造をツイストに。
改めて名作を鑑賞。
今朝の1日1映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年 アメリカ)を鑑賞。
1980年代を代表する大ヒット作であるSFアドベンチャーの傑作。
自動車型タイムマシンで1985年から1955年へ時空移動した高校生が、自分と同世代だったころの両親と出会うなどして騒動を巻き起こし…。
4月から見始めた「朝1日1映画」のラインナップも残りわずかになりましたが、残された名作のうちの1作を鑑賞。
これは何回見ても、もう何にも考えなくても、どうなるんだろうとワクワクし、ハラハラドキドキする映画ですよね。
この映画の製作は1985年で今から36年前。
マーティが両親の時代にタイムスリップするのは30年前だから、それよりももう時が経っていると思うと、時が経つのは本当に早いですし、昔なんて思ったより昔じゃないって思えてきます。
映画の構成という観点から改めて見てみると、伏線や時代設定が巧みな構造になっていてハっとさせられる点が多いですね。
昔から見ると、現代に起こっている出来事が笑えるぐらい変化している点をちゃんと笑いとして入れ込んである。
俳優レーガンが大統領に! とか、黒人のカフェ店員が市長に!とか。
後半は、迫りくる悪い奴らとして、父をいじめるビフとともに、迫りくる期限(時間)も主人公を追い詰めるモチーフとされていて、その二重構造をツイストさせながら物語を転がして1本にしていくシナリオに、唸りまくりです。
主要なテーマとしては、昨日見た「恋はデジャ・ヴ」と同じく「時間」。
時間の流れをコントロールできれば…という思いと、それによって得るもの、失われるものが両方描かれている、エンターテインメントの裏側に奥深い真理や哲学が隠されていることで、分かりやすいのに深い作品になっています。
名作はなぜ名作なのか、デロリアンやトヨタ4代目ハイラックスを眺めながら改めてしみじみ感じています。
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