「アンブレイカブル」(2000年 アメリカ)
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不死身と怪我だらけ、2人の男の正体とは?
ブルース・ウィリスのサスペンス・スリラー。
今朝の1日1映画は「アンブレイカブル」(2000年 アメリカ)を鑑賞。
フィラデルフィア。ある日、乗客、乗員131名が死亡するという悲惨な列車追突事故が発生する。
かつて有望なフットボールの選手だったデヴィッド・ダンは、その列車事故の唯一の生存者だった。
しかも傷一つ負わなかったのである。
“なぜ自分だけが奇跡的に助かったのか”と悩むデヴィッドのもとに、ある奇妙なメッセージが届く……。
「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン監督とブルース・ウィリスのコンビによるサスペンス・スリラー。
派手なアクションはなく、全体的に暗くてどんよりした雰囲気です。
だんだん主人公が特殊能力を持っていることが判明し、ラスト近くに謎が少し判明する感じの流れ。
サスペンス要素があるので、見ながら真相を追っていく感じはあるのですが、悪役の動機の描き方が人間的である部分と、悪魔の仕業のようななんだかつかみどころのない感じとの両方が入り混じった感じに仕上がっていて、もやもやします。
ただ、2016年公開の『スプリット』で、本作と共通した世界であることがエピローグで明かされていて、その後、2019年公開の『ミスター・ガラス』と合わせ三部作のシリーズものになっているということから、それらを見越した作りになっているのか、逆にこの映画が分からないという声があったから3部作にしたのか、どっちかなんでしょう。
アメコミをモチーフにしてあり、普通の人には分からない超人的な存在のみが持つ意識のとらえ方がが描かれていて、そのパワーによる人助けはもちろんありますが、それによって悲劇が訪れるということも描かれてある。
特にこの映画は悪役が悲哀的な存在として描かれてあり、勧善懲悪のドラマからはちょっと逸脱しているというところが複雑に思えるんだと思います。
シーンとしては、あ、このシーン見たことある! っていう場面があって、それは「重力ピエロ」(2009年 日本)でした。影響を受けているのかな?
こういうちょっと分かりにくいけど、なんだか印象に残る映画は確かに次回作を期待してしまいますね。
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