「トータル・リコール」(1990年 アメリカ)
シュワちゃん主演のSFアクション大作を
コロナ禍に見る
今朝の1日1映画は「トータル・リコール」(1990年 アメリカ)を鑑賞。
西暦2084年。
火星の夢にとりつかれた一人の技師が、夢による疑似体験を受けようとした事から何者かに命を狙われ始める。
今の記憶が植え付けられた物である事を知った男は本当の自分を探すため火星へ飛び立つ……。
多分公開以来、何度か見ていると思うんですが、久しぶりに見ました。
面白いですねー。
若い頃のシュワちゃん、印象的なミゼット(小人症)の女優さんなどいろんなタイプの俳優さんの活躍ぶりが素晴らしい。
記憶操作や悪から逃げるなど、どこかで見たなと思ったら、原作は「ブレードランナー」「マイノリティーリポート」のフィリップ・K・ディックであり、監督はリアルにグロい「ロボコップ」のポール・ヴァーホーヴェン。
それらの要素が化学反応を起こして、面白さが倍増していて…しみじみしました。
個人的に脳科学や心理学に興味があるので、記憶について考察する内容は非常に面白い。
記憶で火星に行っていたというこの映画、現在なら「コロナ禍で海外旅行に行けないなら、視覚だけでも行った気分になっちゃおう」という、VRやリモートロボットを使い、脳に刺激を与えて行った気分になれるということがなんだか似ています。
フィリップ・K・ディックの作品は、日常の世界が実際には構築された幻影だということに主人公らが徐々に気づき、超現実的なファンタジーへと変貌していくことが多いそう。
もう私たちは脳操作によって実現不可能なことはないのか?
そんなSFの映画世界がもうそこまで実現可能な気がして、時代の先を見てしまった感がします。
PS:このU-NEXT配信版はテレビ放送そのままを配信していて、オープニングはいきなり始まるし、CMカットもたくさん入って、実際より短い80分ぐらいでした。。。
↓予告編
↓U-NEXTで見ました。
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