「デーヴ」(1993年 アメリカ)
この映画は掘り出し物!
痛快な政治コメディの傑作。
今朝の1日1映画は「デーヴ」(1993年 アメリカ)を鑑賞。
大統領に瓜二つのデーヴは一夜限りの代役を引き受けるが、大統領が脳卒中で倒れたために彼の替え玉生活は延長されることになった。
側近たちの言うまま大統領を演じていたデーブだが、ファーストレディ、エレンの福祉への思いを知り、政治改革に乗り出していくが……。
まったく前知識なく見ましたが、これは、面白い!
あれよあれよという間に大統領になっていく姿に、メモするのも忘れて見入ってしまいました。
国民に嘘をついて大統領を演じているという部分は、世間に隠れて弱きを助け悪を倒している「スパイダーマン」の要素があり、一庶民が権力や体制側をひっくり返していく部分は、「チャンス」や「フォレスト・ガンプ/一期一会」の要素と似ていて、庶民の思いを代弁して国を動かしていくさまが、実に爽快です。
周辺人物との絡ませ方も、フェイントに次ぐフェイントに良い意味での裏切りがあり、してやられたーっていう喜びが。
脚本のゲイリー・ロスはアカデミー脚本賞(1993年)に、ケヴィン・クラインはゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)(1993年)に、それぞれノミネート。
エンドロールの役名に「HIM SELF」っていうのがずらーっと並び、テレビ番組の司会者、政界のお偉方、映画スターも本人役で出演しているというおまけも。
見終わったあと「よかったね」じゃなく「面白かったね」という映画の要素が詰まった作品です。
大統領っていう設定は無理かもですが、エッセンスを参考にさせていただきます。
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