カトリーヌの「朝1日1映画」

朝の時間を有意義に♪

「メメント」(2000年 アメリカ)

f:id:katori-nu100:20211207204844j:plain

By May be found at the following website: TheQuietFront.com, Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=4762204


大胆な構成で話題となった

異色サスペンス

今朝の1日1映画は「メメント」(2000年 アメリカ)を鑑賞。

強盗犯に襲われて妻を失い、頭部を損傷し、約10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になったレナード。

彼は、ポラロイド写真にメモを書き、体中にタトゥーを彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追うが…。

映画の常識を覆した、時間を遡りながら描く構成が話題となって、公開当時は、周りの人間がみんな「すげー!」と言って見てました。

が、未見で…初めて見ました。

この「時間遡り映画」はたくさん作られてると思うんですが、主人公が10分しか記憶が持たないっていうのはなかなか無く、観客も主人公と同じ立場で、事の真相を知っていくという2時間となります。

見始めて、しばらくして時間が遡っていることは分かるんですが、たびたび「白黒パート」とナレーションが挟まれ、これはいつの出来事なの? と脳が混乱してくるんですよね…。

なので、時系列や人間関係を探る楽しみはあるんですが、冒頭で主人公に感情移入して2時間を楽しむタイプの映画ではない。

この映画は、一般向けではなくて、「よく分からんかったけど、初めての体験はできた」という、現代アートとか現代音楽とかの部類の楽しみ方は出来るかもしれないです。

で、ストーリーは謎解き的なので、「よく分からんかったから、もう一回見よう」と答え合わせをしたくなる。

昨年、公開された同監督クリストファー・ノーランの「TENET」もそのタイプの映画だったようで、観客のターゲットは狭くて少ないけど、2回見させて2倍興行収入を上げるっていうパターンなのかもと思ったりします。

ということで、もう一回見て見ますね(笑)。

予告編↓

↓U-NEXTで見ました。

アマゾンプライムビデオにもあります。

字幕版)(吹替版

 

DVDはこちら↓