「メメント」(2000年 アメリカ)
大胆な構成で話題となった
異色サスペンス
今朝の1日1映画は「メメント」(2000年 アメリカ)を鑑賞。
強盗犯に襲われて妻を失い、頭部を損傷し、約10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になったレナード。
彼は、ポラロイド写真にメモを書き、体中にタトゥーを彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追うが…。
映画の常識を覆した、時間を遡りながら描く構成が話題となって、公開当時は、周りの人間がみんな「すげー!」と言って見てました。
が、未見で…初めて見ました。
この「時間遡り映画」はたくさん作られてると思うんですが、主人公が10分しか記憶が持たないっていうのはなかなか無く、観客も主人公と同じ立場で、事の真相を知っていくという2時間となります。
見始めて、しばらくして時間が遡っていることは分かるんですが、たびたび「白黒パート」とナレーションが挟まれ、これはいつの出来事なの? と脳が混乱してくるんですよね…。
なので、時系列や人間関係を探る楽しみはあるんですが、冒頭で主人公に感情移入して2時間を楽しむタイプの映画ではない。
この映画は、一般向けではなくて、「よく分からんかったけど、初めての体験はできた」という、現代アートとか現代音楽とかの部類の楽しみ方は出来るかもしれないです。
で、ストーリーは謎解き的なので、「よく分からんかったから、もう一回見よう」と答え合わせをしたくなる。
昨年、公開された同監督クリストファー・ノーランの「TENET」もそのタイプの映画だったようで、観客のターゲットは狭くて少ないけど、2回見させて2倍興行収入を上げるっていうパターンなのかもと思ったりします。
ということで、もう一回見て見ますね(笑)。
予告編↓
↓U-NEXTで見ました。
アマゾンプライムビデオにもあります。
DVDはこちら↓