「パトリック・スウェイジ / 復讐は我が胸に』」(1989年 アメリカ)
復讐劇として勉強になる
日本劇場未公開映画。
今朝の1日1映画は「パトリック・スウェイジ / 復讐は我が胸に』」(1989年 アメリカ)を鑑賞。
アメリカの田舎町出身で、シカゴで刑事をしている次男のトルーマン。
ある日、同じくシカゴで働いている三男の弟が、マフィアに殺された。
田舎で暮らす猟師の長男もシカゴに駆けつけ、猟銃を片手にマフィアに復讐を誓うが…。
日本劇場未公開で、日本ではほとんど見た人がいない作品のようなんですが、なかなかいい作品です。
まず、設定が面白い。
「カウボーイvsインディアン」という近代の西部劇を、現代の都会で展開してみたら…
という発想力!
つぎに、アクションより、人間ドラマ部分に重きを置いていること。
復讐劇として、愛する人を失った者たちの心模様を描くための兄弟愛、家族愛という部分をしっかり描いてあります。
脚本的にもひねりがあって、復讐が1つだけでなく、層になっている部分も面白い。
脚本はマイク・チーダという人で、プロデューサーでもあり、ディズニー映画や多くのテレビ番組を手がけており、アイデアをポンポン生み出す「ひらめきの人」らしいです。
こういう、みんなが知らないけどいい映画に出会えると、なんだか得した気分です。