「マスク」(1994年 アメリカ)
ーー現代人は仮面を付けている。
社会に適応するため、本来の自分を抑えている。ーー(映画より)
これ1本でドル箱スターとなったジム・キャリー主演のスーパーSFXコメディ。小心者のスタンリーはひょんなことから不思議なマスクを拾う。家に帰り何気なくそのマスクを着けたとたん!猛烈な竜巻と共に彼の中のもうー人の自分《マスク》が現れた。そして彼は《マスク》の力を借りて、ー目惚れしたクラブ歌手、ティナにアタックするのだが……。(allcinema ONLINE)
人間の潜在的欲望を引き出す古代の仮面をつけた青年が、謎の怪人マスクとなって大活躍する姿を描いた、ファンタスティックなアクション・コメディ。
ほーんとに面白い!
ジム・キャリーが。
ジム・キャリーという人間の動きが。
各パーツの筋肉の動きが表現豊かで、舞台だったら、2階の一番上の隅っこの席の人を大感動させることができるくらいの表現力の持ち主だと思う。
それが、映画のカメラのフレームに表情を抜き取られるとなると、観客に伝わる量というのは、何倍にもなるわけで。
日本人だと大泉洋さんっていうところかな。
マスクで性格を変える。
仮面ライダーも、プロレスラーも、コスプレも、その願望を叶えてきた。
この映画を見て大興奮するのは、「マスクをかぶること」自体に、人の気持ちを高揚させる効果があって、同じような効果を持つ「映画」というエンターテインメントにぴったりの題材だからかもですね。
その他、高速欽ちゃん走りや、ワンちゃんの大活躍に、終始ニコニコになれます。